第63話 消えた写真 ページ12
コンコン。
「お連れ様です。」
涼介だ。
思わずジェジュンと顔を見合わせ、頷きあう。
JJ「…どうぞ…」
静かに個室の戸が開いて
昔とさほど変わっていない 涼介が入ってきた。
「この前はどうも…っ…りえ?」
「ええ。久しぶりね。…勘違いしないで。私はただのつきそい。
彼はまだ日本語が完璧じゃないし、こういう仕事してる人だから
誤解があっちゃいけないでしょ。何か都合悪い?」
「いや…。あの時は…。」
「…その話はもういいわ。あなただって大変だったはず。
それにAは あなたのこと 何一つ悪く言っていない。
悪かったのは 自分だって。」
「……何言ってるんだよ…悪いのは…全部俺だ。……
ただ…言い訳に聞こえるかもしれないけど…
あれから 俺は 和馬先輩の手に渡った写真を…
取り戻そうとした…。」
「えっ…?」
私とジェジュン、同時に顔を上げた。
「カメラマンの仕事は諦め…ひたすらバイト生活をして…
写真を売ってもらった金の数倍を渡した。
…だけど…全部は見つからなかった…。
和馬先輩は…出版社の仕事をしながら
そういう写真を集めた雑誌を作って売っていた。
あそこにいた人は その仲間だ。
…結局 先輩は その事が明るみに出て 出版の職を失った。
俺を雇いたいって言ったのも そっちの仕事をさせたかったんだ。」
「じゃあ Aの写真もそこに使われた可能性が?!」
「…ゼロとは言い切れない…
だけど…俺が今まで探した中では見つけることができなかった…。
見つからなかったのは １枚。
…俺が初めて撮った あいつの背中の写真だけが…
りえ…ごめん…っ!!
ジェジュンさん…っ許して下さいっ!!」
床に手をついて 涼介は 頭を下げた。
「涼介っ…!」
あたしが 手を出すより先に
ジェジュンが 席から立って
涼介の肩に 手を置いた。
JJ「探して…くれたんですね。Aの写真…
見つかったのは…どこにありますか?」
「…車の中に 持ってきてあります。ネガも…」
JJ「…それ 俺が 買います。全部。
いくらでもいいです。
…1千万。
2千万。
1億。」
「はっ?!ちょっ…と!!ジェジュン?!何言ってるの…?」
ジェジュンの顔は真剣だった。
涼介も驚いた顔で ジェジュンを見上げた。
「俺は 本気です。
これで…Aが救われるんだったら
お金なんかいくらでも惜しくない。
…俺が誰だか 知ってるはずです。」
ラッキーアイテム
革ベルト
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じぇな☆(プロフ) - りえ6002さん» いやいやー続いたねぇ(*´∀`)鯛のみんなに全てを捧げてるあたし。ムッハーになるみんなの顔浮かべながら書いてるのれすよー(笑)こっちこそありがとう♪♪ (2012年10月16日 20時) (
レス) id: b66d160902 (このIDを非表示/違反報告)
りえ6002(プロフ) - お疲れさまでっすヽ('∀'*)ノもう100話なのねー！すごいです(≧∇≦)いつもｷｭﾝｷｭﾝやらﾑﾝﾑﾝやらﾄﾞｷﾄﾞｷやらありがとーう♪♪♪ (2012年10月16日 19時) (携帯から) (レス) id: 445e09f06d (このIDを非表示/違反報告)
じぇな☆(プロフ) - りえ6002さん» そうそう!!ちゃらやさお(笑)あたしもバンチャが脳裏から離れない…やばいよー!JJが知ったら…くるねくるね!嵐がっΣ(-∀-) (2012年10月14日 11時) (レス) id: b66d160902 (このIDを非表示/違反報告)
りえ6002(プロフ) - ちょっとぉー晶、ちゃらやさお(〃д〃)すんごい惹かれちゃうし、バンチャしかでてこない（笑） (2012年10月14日 8時) (携帯から) (レス) id: 445e09f06d (このIDを非表示/違反報告)
じぇな☆(プロフ) - りえ6002さん» 車ヤバイバーよねwあたしも大好きヾ(o´∀｀o)ﾉ車ちうはボス思い出してちょっとへこむピュア鯛だけど(笑)やっぱいいよねー♪ゆちに脳内変換して甘々堪能して〜♪あ、高いとこダメも忘れずにww (2012年10月12日 23時) (レス) id: b66d160902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じぇな☆
| 作者ホームページ：http://ameblo.jp/jejena/entry-11336356630.html
作成日時：2012年9月26日 20時
