【d!】転生したら、最強の使い魔でした。【軍パロ】

二章 ページ38

-You side-

gr「どういう事か説明してもらおうか。」

『まあね、【喰種世界】で飲み込んだは飲み込んだんですよ
　でもですね、罪がない人や必要とされている人もいるだろうとおもいまして

　ちょっとだけ魔術に細工をしました。』


Na「そ、それはどんな細工なんですかぁ！？」


パンダパーカーの人が目をキラキラさせて聞いてくる。
焦らなくても、出来るだけ分かりやすく説明するのに……。

流石は白尾国の総統
その知識欲は褒め称えよう


『生物は食べ物を自分の糧にする際


　消化(胃酸や唾液で吸収しやすくする)
　 ↓
　吸収(腸を使って栄養をこしとる)


　の過程を経て栄養とします。この【喰種能力】もそんな感じです。

　そこで、人間の形が無くなってしまってはいけないので
　「消化」の過程をすっ飛ばして、魔力やらを勝手に私のものにしました。

　なんで取り戻せたかというと、まあ
　腸に穴をあけて直接取った、って感じかな？分かりにくくてごめんね〜！』

kt「その間、ぴくとは意識あったの？」

pkt「ううん。っていうか、全く覚えてない。
　 オークション会場で飲み込まれて、そのあと眠りから覚めた思ったらここにいた。」

os「よくできた魔術やね〜〜！」

『あ、そういえば「ぴくとさん」は、何者なんですか？』



pkt「僕は「白兎国」総統、獣人のぴくとです！」


途端に、ぴくとさんの頭からうさ耳が ぴょんっ。
ぴくとさんって、総統だったんだ。


なんか、単純に興味がわいたからステータスを見てみる。

『！？ま、魔力が１億ある！』

gr「人間界の中で、一番魔力が多いのだ。」

『ん？獣人も「人間界」に含まれるの？』

os「人型の生物は、一応全部「人間界」に含まれるめう〜。
　 そこからまた更に種類があって、それが「獣人」や、「鬼人」とよばれるの〜」


ふ〜ん。
ってか、凄いな
後で白尾国(はくびこく)と白兎国(はくとこく)のそれぞれに自己紹介をしてもらおうか。


gr「とにかく今は皆
　気になることがたくさんあるだろう。

　また後日、この部屋に集まり質問タイムを設けよう。

　来客用の部屋があるので、人数分用意する。

　今日はゆっくりと休み、疲れをとってくれたまえ。」


何人かは敵意を抱いている人もいたが
取り敢えずは納得したようだ。何日も寝て、体力は落ち
拷問もたくさんされたろうに…。




白尾国一行とぴくとさんに催眠魔法を掛け、
静かになったこの部屋を出る。

怪しい影がいる事も知らずに…。

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