二章 ページ12
-You side-
このグルッペンという男と
目で会話をしている。
なのでこの会話は他の男たちには聞こえないし、
声帯を使っていない。
『ゑ？』
「我々は、戦争が大好きだった。
三か月に一度は戦争を楽しんでいた。
だが、売られた喧嘩を買う程度だったり違 法 薬 物の売買をしている国などを中心に戦っていた。
それだが、段々世界は卑劣になってしまった。
人質や拷問など全うではない手を使って、そこらの国は戦争に勝利していった。
そんな卑劣な手は個人的に好きだが、仲間が傷つくのは面白くない。」
なるほど、戦争が好きだったけど
仲間が危険に侵されるのが嫌で、悩んでいるんだな。
『私は一人の、いや。一匹の人間でした。
私は神様にこの世界を変えるべく転生されました。
あなたたちは、あくまでも私の野望を叶えるための道具であります。』
「ほう。」
『私は魔法の使い方を知りません。
別に煮るなり焼くなり好きにしてもらって構いませんが
私は逃すには惜しい獲物でしょう？
この世界の常識や基礎を教えてもらえたら、
役に立つことは間違いないでしょう。戦争なり、家事なり、仕事なり。』
「そうだな。
こんなに頭の回るドラゴンを野放しにするのはさぞかし危険だろうし、
魔物で、この様にハッキリと意識がある物は珍しいな。
基礎を覚えこませたら、もっと有能になって戦争で大活躍だな。
流石にそんな逸材を家事係にするのは惜しいがなw」
この人、人との距離感が上手いな。
私の方が力では上なのに、きっと殺気も敵意も感じられないことから
ちょっと言葉を崩してみたのかな？
私の現時点での強みを活かして、ちょっと煽ったつもりなのだが
子供をあやすように返されてしまった。
「この事をここにいる11人の幹部に伝えていいか？」
『…この人達は悪い人達ではない。
雰囲気で分かった。でもこの人達は私の事を怖いと思っていた。
神様は人々に警戒されにくい様に、このような愛くるしい姿にしてくれた。
ならもうこのままでいいと思う。戦争の時は、【可愛い可愛い兵器】くらいの認識でいい。
でも私は戦争時以外でも、皆さんを守りたい。
ずっとドラゴンの姿だったら、意思疎通や情報伝達の度にこうやって目を合わせねばならない。
成長するにつれて巨大化していくことなど、問題は増えていくだろう。
…そこでだ。
私をメイドとして傍に置くのはどうです？』
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えもんが - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年3月19日 15時) (
レス) id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
エモンガ - 初コメ失礼します！応援してます！投稿も頑張ってください！ (2023年2月25日 16時) (レス) @page47 id: b3274f6834 (このIDを非表示/違反報告)
まこち(プロフ) - 初コメ失礼します🙇♀️続きが凄く気になります!!更新待ってます!! (2022年1月18日 20時) (レス) id: 2e33e63444 (このIDを非表示/違反報告)
めぃうゆ - コメ失礼します！とても好きです！今まであまり見てこなかった内容なので、とても楽しく読めました！無理せず更新頑張ってください！！応援してます！ (2021年11月27日 20時) (レス) id: 76ee8eba35 (このIDを非表示/違反報告)
ロクロ - いや、ほんま、、、、。もう、ほんま、、、、、、。最高屋あああああああああああああああああああああああああああああ (2021年11月13日 22時) (レス) @page43 id: 315f44b475 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2021年9月21日 19時
