６７：ごめん ページ27
▽
『アイドルに囲まれて、楽しい？』
ぐるぐるぐるぐる。リピートされる。
この言葉と…それを言い放ったマークの私を
軽蔑した表情。
苦しい。胸が痛すぎて、苦しい。
それから今にも涙が溢れそう。
｢A…っ｣
｢ゆ、うたにい…｣
絶対声涙声になりかけてる。
苦しいから言葉に詰まる。
正直あんまり声かけてほしくないけど…
でも一人でいるよりかはマシ。
｢ここだとまだ人が多いから…少し歩けるか？
適当な店に入って話そう。｣
｢うん…｣
個室があるカフェを見つけて、そこに入った。
メニューなんて見る気にもなれない。
ひたすらテーブルの一点を見つめる。
アイドルに囲まれて楽しかったか？
…そんなこと、絶対にないんだけどな。
｢…A？｣
｢ん…？｣
｢とりあえず頼んどいたから。届くまで待ってな。｣
｢え、ごめん…。｣
｢…謝るな！お前が俺に遠慮なんてしたら明日は大雨になるで？笑｣
｢失礼だなー…笑｣
ぜんっぜん笑えない。ウザイと思わない。
頭の中はマークでいっぱい。
え、私これで完全に失恋したの？
片思いした1年とちょっとは終了しました？
｢ごゆっくりどうぞー。｣
店員さんやる気無さそうだなあ。
わ、ケーキだ。食べれるかな。
私今悪い意味で胸いっぱいで食べれないかも。
｢…まあ、一口だけでも食べてみ？
落ち着くかもしれんやろ。｣
｢ありがと…｣
やだよー、飲み込むのが辛いよー。
ごめん悠太兄、食べれないや。
｢その…マクが、ごめんな？あんな言い方して…｣
｢んーん、私が悪かったんだよ。エクセルのくせに悠太兄の好意に甘えて楽屋に上がり込んでさ。しかも皆さん優しいから一緒にお話までしてくれて…マークって真面目だから、ね。私のそういう態度とか、気に入らなかったんだと思う。｣
｢あいつがAにそんなこと思ってあんな…｣
｢…実は帰国する前の日に、マークに告白したの。｣
｢…え？｣
｢馬鹿だよね〜…笑 返事すらもらえなかった。
ああ私、仲良いからって調子乗ったんだなって
思い知ったよ。｣
｢返事…されへんかったん？｣
｢うん。去り際だったんだけど、振り返りもしなかった。｣
マクが…？って呟く悠太兄。
そうか、私はそんなに酷いレベルなのか。
｢だから、マーク怒ったんだと思う。｣
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百(プロフ) - は。さん» 終わりを惜しんでいただけてとても嬉しいです(；；)『リンガ・フランカ』を愛してくださってこちらこそありがとうございました！これからは少し番外編もありますのでそちらもお楽しみください^^ (2017年11月30日 6時) (
レス) id: e35e237604 (このIDを非表示/違反報告)
は。(プロフ) - お、終わってしまった〜〜〜(つД`)ノいつも更新されるたびに続きが気になって、本当に大好きなお話しでした！すごくドキドキキュンキュンしました！ありがとうございました(^_^) (2017年11月30日 0時) (レス) id: 81f6a51ace (このIDを非表示/違反報告)
和希(プロフ) - すごく大好きな作品でした！お疲れ様でした。また出会えること願ってます(^^) (2017年11月29日 23時) (レス) id: 03274052f8 (このIDを非表示/違反報告)
百(プロフ) - きぃさん» ありがとうございます笑 これからも楽しく書いていくのでふたりを見守ってあげてください！ (2017年10月25日 7時) (レス) id: e35e237604 (このIDを非表示/違反報告)
きぃ - ユタと主人公の掛け合いがすっごく面白いので、この2人の掛け合いもっと見たいですよ (2017年10月24日 23時) (レス) id: cb569fa6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百 | 作成日時：2017年9月26日 8時
