リンガ・フランカ (ページ48)

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４４：sorry ページ48

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少し、微かにだけどAがスマホをいじる音が
したと思って目を開けてみる。
…カカオ。相手は多分ユタヒョン。
言葉も名前の表示も漢字だからわかんないけど
トプ画はユタヒョンと同じだ。間違いない。

[ユタヒョン？]

[ひっ…！マーク…ビックリさせないでよ…！]

[ごめん。笑
そのトプ画、ユタヒョンだよね？]

[うん、そうそう。悠太兄だよ。]

[なんて？]

[なんかー……………………………世間話…？]

恐ろしく間が長いしアホな顔で動きが止まり
やがって…。笑
どうせ口説かれたんだろうな。笑

[間が長すぎ。やましい話？]

[な！ちが！はっ！？]

[動揺の仕方が半端じゃないね。笑]

まさか付き合ってるとか…はないか。
好きな人は他の人だって言ってたし。
じゃあなんだろう？
俺に話せないようなことって？

[やましい話なんてまっっっったく！]

[わかってるよ。笑]

[もう！マークのバカ！]

そう言ってスマホの画面にに目を向けちゃった。
あーあ、ユタヒョンと秘密のお話ですか。
よかったですねー。
そんなに忙しなく指動かして、楽しそうに笑って

[…嫉妬、する。]
(...I'm so jealous.)

[ん？なんか言った？]

[何でもない。バカA。]

バーカバーカ。
いつか俺のこと好きになって困ればいいんだ。

…いや、俺にとっては幸せだけど、
もしそうなったらAが可哀想だな。

…なるわけないけど！！

[ほっぺいたいよマーク。]

[柔らかいね、ちぎってあげようか。]

[やめて！？！？機嫌悪いの！？！？]

本当は優しく撫でてあげたいんだけど、
素直になれないよ。ごめんねA。

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