リンガ・フランカ (ページ26)

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２３：talking inside head again. ページ26

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{Aって、マクと凄く仲いいよね。}

{え？そう？}

{確かに。マクがこんなに絡む子、
入学してから見たことない。}

{多分…英語しか話せなかったから
良くしてくれてたんじゃないかなぁ。}

きっと、そうだよ。
悠太兄の事を見てきたから辛さがわかって…
だから世話焼いてあげよう仕方ねぇなぁ
みたいな感じだったんだと思う。

{…私は、マク、Aに少し気があるんじゃ
ないかと思うんだけど。}

{えっ！そんな事ないから！全然！
もう、やめてよヨニヤ～。}

{絶対あるよ！だって…普通の女の子は
マクとあんまり親しくできないもん。
どんなにマクの事が好きで、アプローチしても…}

{…ヨニ、それくらいにしなよ？}

ハヨンアが止めたからヨニヤ止まったけど、
すごい勢いだったなぁ…。
ヨニヤはもしかしてマークのことが好き？
あれ？それよりもマークの事をこんなふうに
言うってことは…

{…マークって高嶺の花？}

{当たり前じゃん…！
私達が近づいていい相手じゃないよ～！}

えぇ…そうだったのか…。
高嶺のマークだったなんて知らなかった…
マーク相手に｢片想いでいいんだわ～！｣とか
言ってた自分は不届き者か何かでしょうか？
不届き者どころかもはや愚か者？泣くわ。

あの容姿と性格でモテないわけないよね～。

確かに…チャラ男だったのも合点がいくよ…。

{もしかしてA…マクの事好きだったり？}

{っえ！？ちがっちがうよ！！！}

{嘘だ～！耳まで真っ赤じゃん！笑}

ややややめてくれヨニヤアアァァァ！！
不届き者じゃないんです…
知らなかったんです…何も…！！！

まあイケメンで性格いい時点で気づけって話
だよね。

そうだよね…舞い上がりすぎてた…

{まっ、あんまり近づきすぎるとそのうち
痛い目見るかもね？}

{ちょっと、Aを脅さないの。
ヨニ…一旦落ち着きな？}

{あははっ、ごめんごめん！}

…私見てるだけの片想いにシフトチェンジ
しようかと思うんですけどABさん、
どう思います？

私もそれが賢明な判断だと思うわ。

…デスヨネ。

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