リンガ・フランカ (ページ24)

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２１：could you listen to me? ページ24

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何だかなぁ。やばいかもしれない。

想像以上に…ほっとけないって言うか…
可愛いというか…。
…今日結んでて可愛かったな。

{マク！お疲れ。}

{あ…ユタヒョン、お疲れ様。}

{お前なんかあった？}

{なんか…って？}

{いや…学校で嫌な事があったとか、
作詞が思い通りに進まないとか…その他
諸々？}

{特に…思い当たる事は無いけど…。}

{そうか？まあ、今日は普通そうだし、
いっか！何かあったら言えよ～！}

{うん、ありがとう。}

…参ったなぁ。
俺、そんなに態度に出てたのか？

{マクおーっす。}

{あ、ジェヒョニヒョンお疲れ様。}

{今日は機嫌いいか？}

{俺昨日そんなに機嫌悪かった？}

{お前にしては珍しく…って感じ。
作詞行き詰まってる？}

作詞は行き詰まってるわけじゃない。
寧ろ…良好？恋愛ものの歌詞ばっかり。

作詞中もそうでない時も、嫌でも思い浮かぶ
のは紛れもない…あの子。
恋愛小説の鈍感な主人公じゃないんだから、
俺はちゃんこの気持ちが何なのかがわかる。

…恋愛なんてしてる場合じゃない。

{ヒョン…ちょっと聞いてくれる？}

{ん、場所変えるか？}

{うん。}

誰かに止めてもらわないと、今のうちに、
まだ引き返せるうちに。

{それで？何があった？}

{…クラスに日本からの留学生がいるんだ。
韓国語が話せなかった子。
でも、英語は話すことができるから…って
隣の席だったから、少しの警戒心を抱きつつ
なんだかんだ面倒を見てあげてたんだ。}

{うん。}

{ある日、その子が屋上の入口の前で1人で
韓国語を学んでいることがわかったんだ。
あと、見つけた、泣いているところを。
だから、俺が韓国語を教えてあげよう…って
教えることになった。}

{へえ！}

{で、そのうちどんどん親しくなっていって
SMルーキーズを知らないとわかった。
それで、安心して仲良く関わるうちに…
好きになっちゃったんだと思う。}

{え…好きになったの？}

{…確信してはいる。でも、今はそんな事を
してる場合じゃないと思って…。}

{悩んでたんだ？}

{…うん。}

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