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「へえ、懐かしいね 気分転換に1杯やるかい?」


「いいねぇ お前とのラム酒は美味かった

……なぁお前の力で何とか出来ないか」


何とか、を詳しく言われずとも分かる。デイヴィ・ジョーンズとの契約のことだ。


悪霊よりも悪魔であるリーラの方が確かに力が強いしその気になれば無効にだって出来る。


が。


「ジャック、悪魔は望みを叶える代わりに対価を貰う……つまりは契約を重んじるものだ

何が言いたいか分かるね?」


「…だよな」


望みは絶たれた。こうなれば鍵を見つけて正面突破だ。


どれだけ頼んだところで瓶入りの土を渡されるに違いない。


「協力は惜しまないさ 何かあれば言っておくれ」


「さすがは俺の友達だな」


「リーラは僕のだよ キャプテン」

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作者名:クヴァール&くろのちか | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月8日 7時

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