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そういうとジャックは銀貨を1枚渡した。




『たった銀貨1枚か』



『たったってことないだろ 銀貨1枚あれば何が出来ると思う?ヘクター』



『さぁな』



ふん、とジャックに背を向けて歩き出す。



シリウスは笑顔を浮かべて ジャックに礼を言った。




『ありがとう キャプテン!』



『あんな奴ほおっておけ

俺なら銀貨5枚は出すぞ』




『あ、とうさん めをつむって』




何故だ、と尋ねることもなく従った。


たまには言うことを聞いてあげなければ。




しばらくしてあけていいよ、と言われ 目を開ける。


そこにいたシリウスの手には2つの青リンゴがあった。




『とうさん りんごすきでしょ?

かってきたからいっしょにたべよ』

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作者名:クヴァール&くろのちか | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月8日 7時

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