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ある日、ブラックパール号は海賊の街トルトゥーガへと到着した。


海軍を気にすることなく騒げる場所だから否応にも気分は高まるもので 船番以外はすぐ行ってしまった。


『シリウス、俺から離れるなよ。売られて戻って来れなくなるからな』


『!』


怯えた顔でバルボッサの手を握るシリウス。両手で握るあたり かなりの不安が伺える。


『おーいシリウス 待て待て』


『キャプテン』


『そうだキャプテンだ。俺は優しいからお前に小遣いをやる 好きなもん買え』

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作者名:クヴァール&くろのちか | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月8日 7時

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