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｢それは今 論議を醸すほど重要な案件かい？｣
｢いや、違う｣
｢同じく｣
｢わかってるならいいよ 言う前に分かるんだねこのひよこ共｣
割と言われているが正論である。今更誰が撃ったで揉めても仕方がない 何よりバルボッサが生き返ったから無かったことも同然だ。
｢いいかいバルボッサ。今のキャプテンはジャックだ、アンタは一等航海士、つまりジャックに従うこと いいね？｣
｢ああ、理屈はわかっている。だがお前に従う道理はないな｣
｢呪術を解かれるのと置いて帰られるの、どっちが好みだい？｣
｢……いいや 何でもない｣
｢物分りのいいひよこは好きだよ｣
そうだ、リーラは悪魔なのだ。紙を丸めて捨てるように命を奪ってみせる。
呪術で生き返ったバルボッサは命を握られているも同然だろう、何せ向こうはあらゆる呪いの親だ。
｢ヘクター、リーラに楯突くのだけは本当にやめとけ。死に目を見るぞ｣
｢その口ぶりはやらかしたのか？キャプテン｣
｢ちょっとな。サメのランチにされかけた｣
｢何をやらかしたんだい…｣
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作者名：クヴァール&くろのちか | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月8日 7時
