一番星に願う2《PotC》 (ページ23)

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｢それとアンタらの武器取り戻したよ｣

それぞれ腰に剣を戻し、銃に弾を込める。

やはり自分が使っている武器が一番しっくりくるのだ。

｢船は？｣

｢船と乗組員なら大丈夫だ｣

ウィルが数人、連れてきているようだった。

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巻かれている海図を広げ、読み解くのはシリウスの仕事。

今は凍りつく海を進み、薄着では到底外には出られない。

かじかむ指先を蝋燭のか細い灯りで暖めるのが精一杯だ。

｢海原の果てをもう一度日の出が沈む時、緑の閃光…｣

さっぱりわからない。

ふと、船の進むスピードが上がっているのに気づいて慌てて外に出た。

｢バルボッサ、ここはどこなの？説明して｣

｢我々は完全に迷った｣

｢迷った！？｣

｢地図にない場所へ行こうとしているんだ迷って当然｣

彼が見据える先で海はまるで滝のように切れていた。

｢しっかり捕まれ！振り落とされるな！！｣

向かうはジャックが捕らわれている海の墓場。

はぐれてしまったら、どうなることやら。