今日:9 hit、昨日:27 hit、合計:1,952 hit
小｜中｜大
51 ページ3
ふんふんと鼻歌を歌って行ってしまったジャックに、バルボッサが舌打ちする。
それに怯えたのかシリウスが彼のシャツの裾を握った。
『…話も出来ず、書きも出来んか』
彼は紙とペンを用意すると、シリウスの隣に腰を下ろした。
まずはペンの持ち方、アルファベットの書き方、そして言葉。
シリウスは飲み込みが早く、すぐに覚えることができた。
3ヶ月もすれば舌っ足らずだが話すことも、文字を書くこともできるようになっていた。
『シリウス 海は好きか？』
『うん！キラキラしててとうさんの目みたい！』
自分のことを父親と認識し、懐いてくれる。
バルボッサもシリウスのことを本当の娘ように思っていた。
『ぼくもいつかかいぞくになれるかな？』
『なれるさ 俺の娘だ』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クヴァール&くろのちか | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月8日 7時
