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｢…もう聞こえてないか｣
すっと離れたリーラ。シリウスはすぐに父親の元へ向かった。
開かれた瞳は輝きを失い、頬も既に冷たくなっていた。
｢嘘だ…こんなこと｣
｢悪魔に魂を売ったんだ 対価を払うのは当然だろう？｣
シリウスの頬を伝う涙が、リーラにはとても美しくまるでクリスタルの結晶のように見えた。
時折人間はこうして儚い美しさを見せるものだ。
それを手中に収めたいと思う時もしばしばある。
｢リーラ この場合…俺は悪くない｣
｢ちょっと黙ってなジャック、いいものが見れてるんだから｣
｢嫌だ、
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作者名：クヴァール&くろのちか x他2人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年7月5日 7時
