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「お上品で海賊がやってられるかってんだ」


「船長はそんなことしない」


「そういう海賊もいるさ だが少なくとも上品じゃないな」


ぐいっと酒を煽って美味そうに声を漏らす。ここ数日は酒に飢えていたであろうジャックには何よりの美酒だろう。


牢屋の鍵を壊せばのそのそ出てくる。取引は成立だ。


「とりあえずコインを取り返すんだ そうすれば船長は呪いが解ける」


「父ちゃん大好きかお前」


ところで、とジャック。


「お前リーラと知り合いか?」


「リーラ?

……なっ マリナ・メルム!何故ここにいるんだい!」


「やあ ジャック。その安酒は美味いかい?」

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作者名:クヴァール&くろのちか x他2人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年7月5日 7時

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