Like a sunflower. (ページ7)

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それにしても、玄関はもう閉まってるだろうし一体どこから入るんだろうと思いながら着いていくと、校舎裏に回り込んで１番角の窓をガラッと開けた。

「ここね、鍵壊れてるからいつも開いてんの。俺ってば悪い子でしょ？」

「すごい、なんか楽しい！」

「AHAHA!Aちゃん、シーっ！」

どちらかと言えばジェシーくんの笑い声の方が…

なんて思ったり。

「怖くない？」

「うん、大丈夫」

「すごいね、俺怖がり」

「そうなの？」

「Aちゃんが一緒に来てくれてよかったかもね」

まぁ私も、さすがにひとりだと怖いかもしれないけど。

なぜだか今はすごく楽しい。

「んーと、確かこの辺にあったはずー、」

１組、初めて来た。

ここがあのキラキラ６人組が過ごす教室…

心做しか雰囲気も違って見える。

ジェシーくんが忘れ物を探す間、
そんなことを考えて教室を見渡していた。

「あー！あったあった」

おまたせー、と教室の入口にいた私のもとへ戻ってきたジェシーくん。

「そんなに教室見渡しても同じでしょ？(笑)」

私がキョロキョロしていたのは気づかれていたみたい。

「ううん、違う」

「え！どういうこと！黒板じゃなくてWhite boardとか？」

「ふふ、そうじゃなくて、雰囲気？」

キラキラしてる、楽しそう。

そう伝えると少し屈んだジェシーくんが私の顔を覗き込んだ。