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「ごめんね、嫌とかじゃなくて、びっくりしたっていうか」
「びっくり？」
「……ジェシーくんみんなといるとすごく楽しそうだから、私と２人でいいのかなって…」
また出てしまった私のネガティブ思考。
「Aちゃんといるの楽しいから誘うんじゃん」
当たり前でしょ？って当然のように言うジェシーくん。
「Aちゃんは俺といても楽しくない？」
「それは絶対にない！すっごく楽しい」
「ん、俺もそうだよ。楽しいから、一緒に…いたいし、」
自分で言ったくせして照れたように目を逸らすから
なんだか、私まで移ってしまう。
「とにかく！いつも８人じゃ落ち着いて話す時間もないしさ」
「そ、だね」
「だから２人で行きたいなって……だめ、かな？」
その、可愛く聞いてくるやつ。
ずるいと思うんだ。
そんなの断れないじゃないか。
……って、断る理由もないんだけど。
「ううん、私も行きたい。それに…」
「うん？」
「ジェシーくんともっと仲良くなりたい」
「HA!もう仲良しだけどね俺ら」
「ふふ、そっか」
「でも、いいよ。俺のこと何でも教えてあげる！」
「何でも？(笑)」
２人で出かける約束。
これって、デート、かな？
「あーー！！ねぇアイスやばいって！！」
「えっ！」
「Aちゃんが長話するから〜」
「私のせい！？」
「DAｯHA!早く戻るよ！」
「え、ちょ、ジェシーくん早すぎっ」
何故か帰りは走る羽目になって、でも楽しくて。
一緒にいるとドキドキして。
私やっぱり、ジェシーくんのことが…
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作者名：hiina
| 作成日時：2020年8月19日 19時
