Like a sunflower. (ページ27)

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大きな入口、見た目から分かる高級感漂う雰囲気。

七「すっ…ごい……」

南「こんなところお邪魔していいの私たち…」

なんと、今日やってきたのは大我くんのお家。

ジ「２人とも早く入るよ！外暑いし！」

森「きょもの家広いのにどの部屋も涼しいよねー」

田「WiFi弱いけどねー」

京「それなんだよな」

再び集まったこの８人。

そう、今日は待ちに待った花火の日。

たけどそれは暗くなってからじゃないと、ってことで
その前にみんなで勉強会をすることになった。

夏休みだしもちろん課題があるわけで。

そこで決まったのが大我くんのお家だった。

七「私こんな大きい家入ったことないよ」

南「私も」

廊下を歩きながら夏稀ちゃんとキョロキョロと見回しては高そうな飾りを見つけてみたり。

大我くんに案内されたお部屋で、
少し涼んでからやっと課題を広げ始めた。

高「何からしよっかな」

京「疲れたーやりたくなーい」

高「まだなんもしてないじゃん」

何もしてないのに疲れる、うんうん分かるよって心の中で共感しつつ私がまず始めたのは古文。

これに関しては全然分からない。

うーん、とテキストと睨めっこしてみるけれど
いつまで経っても何も変わらなくて。

松「Aちゃん古文やってんの？」

七「あ、うん」

目の前に座っている北斗くんが言った。

松「俺それなら教えられるかも」

七「ほんと？助かる、」

国語全般は得意だという北斗くん。

ちょっと見せて？って、向かいの席から私のノートを覗き込んだ。