Like a sunflower. (ページ18)

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「Ahhh!そっか、バレちゃった！！」

「知らないうちに２回も送ってもらってたなんて…」

申し訳ない気持ちでいっぱいだよ。

「嘘ついてごめんね？でも最初のときはAちゃん頭打ってて心配だったし、２回目のときはもう夜で暗かったし」

男が送るの当たり前でしょ？って首を傾げた。

なにそれ、ずるい。

「こっちこそ迷惑かけてごめんね、ありがとう」

「いーのいーの！Aちゃんと帰るの楽しかったし」

「ん、私も楽しかったよ」

しばらくジェシーくんと話して、きっとそろそろお友達もくるだろうし私は帰ることにした。

「じゃあ、元気でねジェシーくん」

「Aちゃんもね」

「うん、また新学期」

「え、ちょっとまって」

「ん？」

ジェシーくんが私を呼び止めた。

「夏休み中、会ってくんないの？」

「え……」

そんなこと、全く考えてなかった。

「せっかく仲良くなったんだから遊ぼうよ。だめ？」

「だめじゃ、ない…ですね」

「ん、よかった、じゃあまた連絡する」

少し照れくさそうなジェシーくんの笑顔が眩しくて見とれてしまった私はきっと、間抜けな顔をしていたと思う。

今、夏休み中に会うことを約束した、んだよね…

ジェシーくんとバイバイして１人で歩きながら
ずっとそんなことばかり考えていた。