Like a sunflower. (ページ16)

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ジェシーくんたちと知り合ったばかりの今夏だけれど、あっという間に一学期が終わり夏休みが始まろうとしていた。

終業式を迎える今日、体育館に集められた私たちはこれから長々とした話を聞くことになるんだろう。

話しが始まる前の体育館は皆が話している声で少しザワザワとしていた。

だけどその中でもよく通る笑い声、

「A～HAHAHA!!まぁじで！？」

やっぱりジェシーくんだった。

いつものメンバーとは違う人と３人で話してるみたい。

お友達も多いし誰とでも仲良くなれちゃうんだろうな。

あ、

やば、目合っちゃったかも…

いや、やばくはないんだけど、
すごく見つめてたみたいになってたら恥ずかしいし。

思わず逸らしちゃったけど、何となく意識しちゃったらジェシーくんたちの会話まで耳に入ってきちゃって。

「じゃ、今日はジェシーんち集合な」

「あの公園の近くだっけ？」

「そうそう、目印はPark♡」

「その言い方別にかわいくねぇから(笑)」

え、、ちょっと待って？？

驚いて思わずジェシーくんの方を向いてしまった。

だって、公園から近いなら…

それって私の家とは逆方向、だよね…？

今度は私もじっと見つめたからかバッチリと目が合ってしまって、なぜだか分からないけど両手をグーにして顎の下に添えるぶりっこポーズをしてきたジェシーくん。

「ふふっ」

って、あまりにも可愛くて笑っちゃったじゃないか。

ジェシーくんは私が驚いている意味にも気づいてなさそう。

これはまた改めて自称聴取願います。