Like a sunflower. 2

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待ち合わせ場所だった駅前から映画館まではそう時間はかからず、話しながら歩いていたらあっという間だった。







「あ、ポップコーン食べたい！チュロスもおいしそう〜」

「HA!Aちゃんよく食べるよね」

「えっ、もしかして私、がっつきすぎ…？」







たしかに思い返せばお祭りのときも食い意地はってた私。

これは女子としてどうなの？好きな人の前で？
やらかしてる？








「んなことない！よく食べる子がいい！」

「ほんと？」

「うん、いっぱい食べるAちゃんのほうが好き」

「そ…そ、っか…」








今日のジェシーくん、"可愛い"だとか"好き"だとか
そんなふうに言われたら私は意識しちゃって大変だよ…。








「俺も食べたいしポップコーン半分こしよ！」

「うんっ」








それから劇場に入れば、映画はすぐに始まった。







最後のシーンが思いのほか感動して泣いちゃったんだけど、鼻をすする音が聞こえて隣を見たら私よりも泣いてるジェシーくんがいた。

当たりが明るくなって私が見ていることに気づいたジェシーくんは少し照れくさそうにしながら笑って「感動したね」って。








「ふふ、私より号泣してる」

「あんま見ないでよ！(笑)」








そんな姿にもきゅんとしちゃって。






私、すごくジェシーくんが好きなんだな…








「でも最後にああなるとは思わなかった」

「俺も！ハッピーエンドでよかったーー」

「ほんと、よかったよね」







映画の感想を話しながら映画館をあとにした。

ポップコーンを食べたとはいえお昼がまだな私たちは、どこかのお店に入ることにした。







相変わらず食べ物のことばかり考えている私だけど、ジェシーくんがいっぱい食べるほうが好きって言うんだからいいんだ。

今は思いっきり楽しむ！それだけ！

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