【銀魂】シ ッ ト 彼 氏

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それからというもの



俺はAを連れ回し


いろんな事をした




綺麗な花を見せたり


木に登ってリンゴをとったり


悪さをして、二人して松陽のゲンコツ喰らったり



とにかく


俺が思いつくだけの事をした



Aが笑ってくれるように





今日は川で魚を取ることになった



俺が水しぶきをあげながらスバシッコイ魚を捕まえようとする



そんな俺を


Aは外から眺めていた




『つまんねーか？』



表情をあまり変えない彼女に


俺はこう聞いたことがある



『ううん』



しかしAは首を振るのだ



確かに、コイツは俺から目をそらさない



だから


つまらなくはないのかもしれない





『銀時


鮭とって


塩焼きが食べたい。』



『無茶言うな！！


俺は熊じゃねーよ！』




それに今の季節はいねェし




ったく、お前ってやつは…



刹那、俺は新しいイタズラを思いついた





『っぷ！』



足を滑らせて


川で溺れたフリをする



俺が泳げないことを知っているし


バチャバチャとせわしなくしているのを見て



Aの顔が焦りの色に変わった




『銀時！銀時！！』



俺に向けて必死に腕を伸ばす



俺は、その手を握った

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