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「でも俺、Aがいるからって断ったけど」
光「断り方が悪かったんじゃねえの」
「いやいや、丁寧に断ったし。彼女いるからごめんねって」
慧「じゃあ……振られた腹いせにAちゃんをいじめてるってこと?」
光「そういうことだろ」
雄也「あのさ、体育祭でAちゃんのペアだった子いたじゃん?あの子がそうじゃない?」
大貴「ほんとだっ!どっかで見たことあるなーって思ってたら……」
雄也「やっぱりそうだよね」
慧「じゃあアイツ、Aちゃんをケガさせた上に虐めてるのかよ」
次から次へと、俺の知らない情報が行き交う。
雄也の言ってることが本当で、フラれた腹いせにAを虐めてるなら、体育祭でAをケガさせたことに辻褄があう。
光「……伊野ちゃんと高木は証拠を抑えて」
慧「おっけー」
雄也「任しといてー」
光「俺と大ちゃんは紙の処理」
大貴「ほい!」
光「んで薮は、Aを守れ。お前にしかできないから」
バシッと背中を押され、光がAのとこいけ、って、
「みんなごめん。俺のせいで……」
いくら仲がいい俺たちでもここまで迷惑をかけてしまったら申し訳ない。
大貴「いいよ全然!」
太陽のように笑う大ちゃんに
慧「知念ならこういうだろね、"宏太のためじゃないよ"ってね」
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作者名:ちぃすけ | 作成日時:2019年8月15日 14時