Episode 6 * purple ページ7
.
龍斗くん、Aさん、でお互いの呼び方が確定したところで。
龍斗くんが思いついたように、質問を投げかけてきた。
「なんで、俺を最初に選んでくれたの？」
そう問いかける龍斗くんが期待したような顔で私を見つめる。
そんな目で見られたら、どれにしようかな〜、で適当に決めたなんて言えない。
『…顔がタイプだったから、かな？』
嘘は言ってない。
実際龍斗くんの顔が一番タイプ。
なんて、言ってみるとみるみる赤く染まる龍斗くんの顔。
『顔、赤いよ』
「お、温度が熱いんじゃないんですか？ほら、42℃に設定されてる〜〜！」
『40℃だけど』
「……」
大人っぽい見た目をしているけど、やっぱり年下(妖精(？)に年齢の概念があるのかは知らないけど)だ。
黙り込んで俯く龍斗くんの顔を覗き込むと、パチッと目が合う。
「…ズルいです、Aさんばっかり」
『ズルくなんてないでしょ、』
「でもいいです、俺がAさんの初めてもらっちゃったんで、良いだろ！！お前ら！！」
初めてもらった、なんて語弊のある言い方、誰かに聞かれたら……
『お前ら？！何、他の子たち見てるの？！』
「や、そんなことは無いですけど」
よかった、…この一言に尽きる。
.
Episode 7 * purple→←Episode 5 * purple
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1902人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
んゆ - 私も、美 少年のが見たいです (2022年3月11日 22時) (
レス) @page42 id: 7cced7f349 (このIDを非表示/違反報告)
冷麦(プロフ) - 幸せすぎていつまでも読んでいたいです…すてきなお話をありがとうございます！ (2019年11月16日 14時) (レス) id: 5b6161b271 (このIDを非表示/違反報告)
誄/rui - 何で終わったんですか！(誉め言葉)他のメンバーバージョンもできればお願いします。大好きです！ (2019年8月6日 15時) (レス) id: e8f29af2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 最高でした！！他のメンバーバージョンの終わり方も見てみたいです…！！ (2019年6月27日 1時) (レス) id: 3eca08547e (このIDを非表示/違反報告)
ジャニオタです(プロフ) - 美少年が見たいです (2019年5月6日 17時) (レス) id: d5932cc452 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アオ
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年3月3日 23時
