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いつでも、貴方は突然だった。
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最近彼氏に振られて、親友の梨花を連れて飲みに行った。
梨花に彼の愚痴をひたすら吐いて、飲みに飲みまくってた。
相当酔ってたかな、私…。
店を出て、梨花に支えられながら歩いてた。
『もう一件行こう！』
「飲み過ぎだってー！今日はもうやめときな？」
『やだ！やだやだやだー！』
大声で話す私に梨花はやれやれって言いながらもいつも私に付き合ってくれる。
優しい親友なのだ。
日は変わって、午前0時。
また違う飲み屋に入ろうとしていたとき。
「…A？」
やけに懐かしい声がした。
大好きだったな、この声。
優しく、私の名前を呼ぶその声が、ほんとに好きだった。
声をした方を見た。驚いて、息をのんだ。
『…北斗、』
暑くなってきた頃だった。
もう戻れない、そう思った。
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作者名：モモ | 作成日時：2020年4月5日 21時
