実の兄は赤色わんわんで義理の兄は最推し（桃）でした。

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さと兄はデリカシーってものを知らないのかなぁ！？

まあ、そんなとこも尊いんだけど…。

さ「舞衣〜、朝ごはん出来たー。」

？「『はーい。』」

ん…？

なんか今、誰かと声被らなかった…？

気のせいか。

？「『今日の朝ごはん何ー？』」

いや絶対誰かいる！

『さ、さと兄、誰かいる…。』

？「さとみくん、誰かと声被った…。」

さ「…舞衣、莉犬。お前ら似てないけどやっぱ兄弟だな。」

『え！？あ、お兄ちゃん！？』

莉「おはよう舞衣〜。遊びに来ちゃった☆」

か、可愛い…。

『朝から遊びに、ねぇ。』

莉「なんか用事あった？」

『ああ、なんかさっきLINE来たんだけど、るぅちゃんがお昼どっか行きましょーって。』

莉「さとみくん、俺らも着いてこっか。」

さ「そうだな。」

『えー。』

着いてくるんだ…。

さ「俺らに着いてかれると、困ることあるの？」

『いや、別にそういう訳じゃないけど…。』

さ「じゃあ決まりね。」

せっかくの残り少ない休み、シスコンの2人と離れて過ごしたかった…。

まあさとるぅりーぬ見られるしいっかぁ。

さ「あ、そうだ、莉犬。舞衣って頭いいん？」

莉「めっちゃいいよ。」

『いや、そんなこと…？』

莉「舞衣の高校偏差値65とかだったよね？」

『まあ、うん。』

さ「えぇ！？めっちゃ頭いいやん！」

『でもそん中でもテストの順位30位〜50位とかだよ？』

さ「充分です姉貴。」

あ、姉貴……。

莉「姉貴流石っす。」

ちょっと！

『姉貴呼びやめて！？』

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