実の兄は赤色わんわんで義理の兄は最推し（桃）でした。

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イケメン、とにかくイケメン。

声も似てるし、顔も似てる。

もしかして、ホントにさとみくん？

お兄ちゃんは...？

莉「莉斗です。宜しくお願いします。」

さ「宜しく。」

何も知らないかのように挨拶をしていた。

ってことはさとみくんじゃないってこと？

さとみくんだったらもっと驚くよね。

とりあえず挨拶するか。

『え、えっと、舞衣です。宜しくお願いします。』

さ「うん、宜しくね。舞衣ちゃんはここに住むんだよね。じゃあ俺のことはお兄ちゃんとでも呼んでいいよ。」

さとみくんじゃないとして推しに似てる人をお兄ちゃんと呼ぶのはきつい！

莉「お兄ちゃんは俺です。とらないでください。」

さ「ああ、ごめんね。でも、本当に俺はお兄ちゃんじゃないか。」

え、なんかバチバチしてません？

『あの、お兄ちゃんはお兄ちゃんなので、さと兄、とかどうですか？』

さ「うん、いいね。ついでに敬語も取ろうか。」

『あ、はい。じゃなくて、うん。』

莉「舞衣...。まあ、呼び方は何でもいいです。でも、絶対舞衣には手出さないでくださいよ。」

さ「大丈夫だよ。ところで莉斗君、ちょっとこっち来てもらってもいいかな？」

莉「はい。」

さ「舞衣ちゃんは、ここでちょっと待っててね？」

『わかった。』

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