束縛愛Part4 (ページ29)

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〜翔〜

あのあと、テンションが舞い上がりつつも、寝落ちしてた

朝、未読が軽く50件を超えてて引いた

松潤からの個別メッセージで、写真を送るよう最速されていたのが

潤早く送れ

最終的にお願いではなく、命令になった

きっと、般若のような怖い顔で打ったんだろうな

Aのこととなるとみんな、我を忘れるから面白い

翔｢A、おはよ｣

寝起きのAにキスをして、2人で下に降りる

さてと。Aに朝食作りますか

ご飯を炊く時間はないからパンを焼く

俺はAには尽くすから、ジャムを塗ってから渡す

パンの耳はそんなに好きじゃないから切ってから

コーヒーは冷ましてから。だって熱々だと火傷しちゃうかもしれないし

翔｢じゃあA。行ってくるね。食器は洗わなくていいからね。俺が帰ってからやるから｣

目的地は一緒なわけだし、本当は一緒に行きたいけどそれはAに迷惑がかかる

｢翔は食べないの？｣

翔｢今日は早いんだ。ごめんね。寂しいよね。俺と一緒じゃないから｣

俺だって嫌だよ。こんな早朝にAを1人残して行くなんて

この辺は治安が良いとはいえ、可愛い女の子がいるって噂にでもなってたら危ない

｢私は大丈夫だから早くお仕事行かなきゃ｣

翔｢うん。行ってきます｣

キスをして、またキスをした

目を丸くして驚く可愛いAと分かれて、マネージャーが待ってくれてる場所に急ぐ

途中、斗真からメッセージが届いた

斗真Aと一緒に来たらダメだよ?

分かってるわ！！

俺って斗真にバカだと思われてんの！？

返信するのも嫌になって、スマホをポケットにしまう

車の中でマネージャーが用意してくれたおにぎりを食べながら移動する

マネージャー｢櫻井さんは気にならないんですか？生田さんの彼女さんの……｣

翔｢火傷？｣

図星だったらしく口を噤む

軽々しく口にしていい話題ではない

気にならないのか？

気になってるよ

でもさ、Aは教えてくれない

俺も聞かないって約束した

翔｢訳ありみたいだし、首突っ込まないほうがいいんじゃない｣

マネージャー｢そう、ですね。変なこと聞いてすみませんでした｣

翔｢A……ちゃんのことは斗真の前(現場)では口にしないほうがいいよ。マネージャーも異質さ感じたでしょ？今は俺……斗真がいるから落ち着いてるけど、撮影終わったらどうなるか｣