束縛愛Part4 (ページ6)

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〜潤〜

Aの天才的な発案によって3人で寝ることになった

大野さん達からかわるがわる鬼のような着信とメッセージが届く

うるさいから電源は切った

潤｢A寝た？｣

｢ううん｣

潤｢じゃあさ。いっぱい話そ？｣

｢んー……｣

潤｢嫌？眠い？｣

｢んーん。大丈夫。話そう｣

ゴロンと翔さんに背を向けて俺と向き合った

眠たい目をこする姿が可愛すぎてついギューって抱きしめた

これで2人きりだったら我慢出来なかったんだろうな

潤｢俺ね。明日からしばらく家にいないんだ｣

｢何で？｣

潤｢ロケでね。地方に行かなきゃいけないんだ。俺がいなくなって寂しい？｣

｢ううん｣

潤｢マジか。それ凹むんだけど｣

｢だって翔達がいてくれるから｣

翔｢だよね〜。俺がいるから寂しくないもんね｣

潤｢起きてたの？｣

翔｢めちゃくちゃ起きてるよ｣

｢うん。だから潤は仕事頑張ってね｣

潤｢じゃあさ。帰ってきたら俺と一緒に寝てくれる？｣

｢いいよ｣

潤｢よし！約束だからね｣

見えなくても翔さんが不機嫌になってるのが分かる

そりゃそうだよね

愛してやまないAが帰ってきた日に、自分じゃない別の男と寝る約束してんだもん

でもね翔さん

俺らだって同じ気持ちだったんだよ

斗真に連れ去られてから毎日が不安で怖くて、もう一生会えないんじゃないかと恐怖だけがまとわりついてきた

人を好きになったことは過去にもあった

付き合って、キス以上のこともした

綺麗な女優さんや可愛いモデルもたくさん見てきた

そんな中でAと出会ったあの日、無性に抱きしめたくなった

一目惚れなんて初めての経験で、自分でも何が何だか分からなくなっていた

だってまさか自分がそんなことになるなんて思わないじゃん

｢他の3人は？仕事？｣

潤｢ニノは明後日までで相葉くんは明日の夕方まで｣

翔｢大野さんは5日後だったような｣

｢そっか。みんな揃ってご飯はまだ食べられないね｣

なんか罪悪感が……

俺の仕事が地方撮影であるばっかりにAに寂しい想いをさせる