大丈夫? ページ8
とりあえず中に入れて話を聞いてみた。
とりあえず話をまとめると、
・イメチェンしたい。
・柔らかい花のある感じになりたい。
・ゴツゴツしたもっさりしたイメージを壊したい。
「普通に無理ね。全部真逆だし。」
「もうこれ骨格から入れかえないと無理ですね。」
「とりあえずー雰囲気変えてみたいらしいし、髪のセットの仕方を変えるしかないな。」
とりあえず形は決まってよし!と動き出そうとしたとき、それはやってきた。
「お頼み申す。つかぬことをお伺いするが、ここにカリスマ美容師がいると聞いたのだが…」
そこにいたのは桂だ。
(あれ、近藤さんと桂さんって敵対関係じゃなかったっけ?)
銀時と新八も顔が青ざめている。
「…あの?」
「顔蒸しまぁす。」
とっさに神楽が近藤の目を蒸しタオルで隠す。
神楽ナイス。
銀時と新八は必死に桂を追い出そうとする。
しかし、それは叶わずとりあえず入れることになった。
「銀さん、新八、神楽。桂さんは適当に私が対応しとくから」コソ
「あぁ、頼むわ」コソ
さて、とかつらに向き直る。
「お客さん。どんな髪型にしたいの?」
「うーむ。そうだな…とりあえずこのロン毛をどうにかしたくてな。今までキャラ付けでロン毛にしてたのだが、もう洗うのがめんどくさくてめんどくさくて…まぁ適当に切ってくれ。お任せで頼む。」
「わかりました。」
とりあえず桂さんにシャンプーをしてみる。
とりあえずシャンプーをしておけば時間は稼げる。
店主が戻ってきたら任せればいいし。
「とりあえずシャンプー終わりました。次は蒸しタオルしますね。しばらく放置しますので"絶対"に目を開けないでくださいね。」
「承知した。」
とりあえずこれでしばらく大丈夫だろう。ふっと肩の荷が降りて一息つく。
すると、カランカランと、店の扉のベルが鳴った。
店主が帰ってきたのかな、と扉を見てみる。
「うぃー。タブさん返しにきたぞー。」
きたのはそこそこ歳を取った男と、一人の若い男だった。
(なんだ、店主じゃなかったんだ。)
またお客が増えたとため息をつく。
ふと、三人の顔が目についた。
特に銀時と新八は顔が真っ青だ。
どうしたんだろうとボケーっと三人の顔を見ていると、若い男の声がやけにはっきり聞こえた。
「ゆってくれぬか。よのまげを。」
「「しょ、しょ、将軍かよぉぉ!」」
「…神楽、あれが将軍なの?」
「そうアル。」
…大丈夫かな?
失敗したら切腹…?かな?
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廣岡唯 - 更新をしてよお願いしますね (12月30日 13時) (レス) @page33 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
タナトス(プロフ) - コレってここで打ち切りですか? (12月9日 6時) (レス) @page33 id: 28055ea5c6 (このIDを非表示/違反報告)
タナトス(プロフ) - 一年経ったね… (2022年5月10日 23時) (レス) @page33 id: 47d458f9e5 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - リイさん» コメントありがとうございます!どうにか考えてみますね! (2021年2月22日 6時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - タナトスさん» 確かに見せてあげたい…ちょっと思いついたネタがあるのでそこでしのぶさん達出してみましょうかね! (2021年2月22日 6時) (レス) id: 3ee152304e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蝶々 | 作成日時:2020年9月18日 7時