素直になれよ 哲人side ページ44
不意打ちでキスを交わし
優しくギュッと抱きしめると
Aもそれに応えるかのように
抱きしめ返してくれた
自分に我慢ができなくなり
そのままAをその場に押し倒した
見つめ合えばキスをし
また抱きしめる…
そんな繰り返しだった
哲人「A…」
貴方「なに…?哲人…」
哲人「いい…?」
貴方「…いいよ」
もうどうなってもいい
この先どうなるかは
神のみぞ知るのみだった
こんなにも人を愛おしく感じたのは
初めてだろう
そう教えてくれたのはAの存在だった
もし出会ってなかったら
俺はどうなってただろう…
不意にAのTシャツの中に
手を滑り込ませた瞬間
Aは小さな声を上げて反応した
自分の理性なんてとうの昔に忘れている
今はただ
Aを感じたい思いしかない
もう待てない。
もっと深く
もっと強引にキスを交わす
Aの服に手をかけ脱がそうとした
貴方「…めて…」
哲人「A…?」
貴方「や、めて…ちょ恥ずかしいってば!!」
手は払いのけられ
胸板を思いっきり押され
いっきに俺は押し飛ばされた
哲人「おわっ!!
なにすんだよ…!」
貴方「それはコッチの台詞だから!
いきなりすぎるわよ全く…」
哲人「お前がいいって言ったから!
なんだよ久しぶりに可愛いとこ見れたと思ったのに」
はぁ…と俺は一つため息をつくと
Aはギロッとこちらを睨む
貴方「そ、それに
アレがないのにやろうとしてどうするのよ…」
哲人「アレ?」
貴方「子供をつくるわけでもないのに、できたらどうするかって…」
あぁ…アレね………って
それを心配して拒んだのかよ
考え方が古いのかよく知らんけど
Aらしいな…笑
貴方「あんな恥ずかしいこと嫌だから!
とりあえず寝る!おやすみ!」
それだけ言い残して強引に寝室へ消えていった
その時のAの顔は赤くなって
何か照れ隠しをしているようにも見えた
危なかった…俺
もし止められてなかったらどうなってたことか
全く、Aのやつ可愛くねーな
素直になってくれよ…たまには
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∞はーちゃん∞ - 哲人は関西弁なんだけどなぁ… (2015年10月31日 15時) (レス) id: 7a76c75153 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sakura39 | 作成日時:2015年3月3日 17時