９０話 じゃんけん ページ43
「……あの、どうしてこうなった」
車に乗ろうとしたら、悠仁が私に助手席じゃなくて後ろにいっしょに座ろうと言い出したのだ。そこまではよかったのだが、なぜか野薔薇まで後ろに座ると言い、現在、二人がじゃんけんを繰り広げていた
「……なあ、これ俺が助手席座ったら解決じゃないか？」
「二人ともそれに全く気づいてないね……」
恵とあきれながら話していると、まだ、あいこでしょ！あいこでしょ！という声が聞こえてくる。まだ決まってないのは逆にすごいんじゃないだろうか
「っっしゃ勝った！！！」
「負けたぁーー！」
やっと決まった、と思ったら、野薔薇がじゃんけんで勝利していた。めっちゃよろこんでてかわいい
「虎杖、俺が助手席座るからお前が後ろ行け」
「ホント？！やった、伏黒ありがと！」
結局何の意味もないじゃんけんだったわけだが、野薔薇はうれしそうだし、悠仁もうれしそうだからいっか
「私はじっこが……」
「「天音は真ん中！！」」
はじっこがいい、と言おうとしたら、即座に二人に言われたので、ハイ……と言って結局真ん中に座った。横でバチバチに睨みあってるのがコワかったけど、それ以外は特に何もなく、中学校についた
「ほら天音、早く行きましょ！」
野薔薇に車から引っ張り出された後は、そのまま手をつながれて階段を下りた。そこには、いかにも不良です、って感じの人たちが
「おっ、分かりやすいのがいるわね。ブン殴って更生させましょ」
ね！天音！と言われたが私はノーコメントだ。だって人殴るってこわいし。呪霊は別だけどね？
「あ？」
なんかこっちをめちゃくちゃ見てくる不良さんたち。普通にコワイからやめようぜ。私は野薔薇の後ろで隠れてるけど
「おっ、お疲れ様です！！」
私たち、いや正確には私たちの後ろをみて凍り付いた不良さんたち。そして、いきなりそんなことを言ってきたと思ったら、すっごくきれいなお辞儀をしてきた
「フッ、何よ。わかってるじゃない」
「オーラってやつは、隠しても滲み出るもんだからな」
二人がドヤ顔をしているのが見えるが、絶対にそっちじゃない気がする。となると……
「恵……？」
「卒業ぶりですね！伏黒さん！！」
予感的中。恵の方を見れば、すこし気まずそうな顔をしていた。そんな恵に、二人は一瞬ポカン……としていたけど、次の瞬間、恵に詰め寄っていった
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天泉(あまみ) - まちゃ。さん» まちゃ。さん、コメントありがとうございます！おもしろいので出してみたいですね……、もしよかったら、ライバルキャラを誰にするかアドバイスしていただけるとうれしいです！呪術廻戦のキャラにするか、オリキャラにするか、などでもいいので！ (2022年8月17日 11時) (
レス) id: 5384ba1270 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - 誤字りました (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - あ…すみません！コメント失礼します汗まだ更新されるてましたね...！ (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - ゆうじ君に夢主ちゃんをめぐって、ライバルとか出して欲しいです...終わってるけど…。 (2022年8月16日 15時) (レス) @page25 id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
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