86話 連絡先 ページ38
「そういえば、私らも最近鍋パやったのよ」
唐突に、野薔薇がそんなことを言いだしたのだ。えっ、と思っていると、他のみんなもうんうん、とうなずきはじめた
「え、じゃあもう一回誘っちゃってごめんね」
「あ、違う違う!そんな意味で言ったわけじゃないのよ」
申し訳なくなってあやまると、野薔薇はあわてて真希さんに助けを求めた
「ま、たしかに野薔薇の言う通りだな。私らでやったときは二人も抜けてるからその話題で持ちきりだったんだよ」
「恵がな、悠仁に教えてもらったとか言うもんだから、謎な雰囲気が流れたりしたよな」
「やめて下さいよ、パンダ先輩。そうだな……狗巻先輩が天音を呼ぼうと電話かけたけど、とられなかったりもした」
え、先輩電話かけてたの?!と狗巻先輩の方を向くと、しゃけしゃけ、と言っているので本当のことらしい
「マジですか」
「私もかけたわよ、電話。もちろんでてくれなかったけど」
「ホントごめん!」
土下座する勢いで頭を下げると、あわてて野薔薇に止められてしまった。それを、先輩たちは笑いながら見ているだけだ。見ていないで助ける(?)か何かはしてほしい
「ん……でもこの日、三人で鍋パした日と同じじゃね?」
「悠仁、それホント?」
「いや、天音の不在着信の日見ただけだからよくわからんけど」
見てみると、本当に全く同じ日にちだ。こんな偶然ってある?
「うわあ……マジでした。私たちもこの日に鍋パしたんですよ」
「すごい偶然だな」
「高菜?」
多分、マジ?と言ってる狗巻先輩に、なんか写真とかあったっけなあ……と探してみると、本当にあったのだからビックリ
「マジですよ、狗巻先輩。あ、写真見ます?五条先生に無理やり撮られたんですよ」
「悟もいたのかよ」
「写真には写ってませんけどね。あと私が若干ボケてます。逃げようとしたんんで」
もちろん先生も写真に入ろうとしたのだが、私が立ち上がったので急いで写真をとったのだ。その後ご丁寧に私のスマホに送られてきたのだが、私五条先生に連絡先教えたっけ?
「なんか身震いがしてきました」
「大丈夫?」
「大丈夫。ちょっとドン引きしてただけ」
心配してくれた悠仁には申し訳ない。本当にただ先生にドン引きしてただけだからね
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天泉(あまみ) - まちゃ。さん» まちゃ。さん、コメントありがとうございます!おもしろいので出してみたいですね……、もしよかったら、ライバルキャラを誰にするかアドバイスしていただけるとうれしいです!呪術廻戦のキャラにするか、オリキャラにするか、などでもいいので! (2022年8月17日 11時) (レス) id: 5384ba1270 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - 誤字りました (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - あ…すみません!コメント失礼します汗まだ更新されるてましたね...! (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - ゆうじ君に夢主ちゃんをめぐって、ライバルとか出して欲しいです...終わってるけど…。 (2022年8月16日 15時) (レス) @page25 id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ