85話 鍋パ ページ37
「よし、やっとできた」
なんとか全員分、はあるか怪しいけどだいたいの量は準備し終わった。そこでとりあえずホッとしていると、ノックの音が聞こえてきた
「天音ー?いるー?」
「野薔薇!すぐ行く!」
すぐに野薔薇の声が聞こえてきたので、あわててドアを開ける。とりあえず座って、と言うと、取って来た座布団に座ってくれた
「和風の部屋ね」
「たたみはひいてないけどね」
もともと低めの机くらいしか置いていなかったのだが、みんなが来ると聞いて急きょ座布団を引っ張り出してきたのだ。もともとの家具が少ないので、必然的に和風に見える
「私は落ち着くから好きよ、こういう部屋」
「ありがと。ところでみんなは?」
「そこにいるわよ」
そう言って野薔薇が指さした先には、扉の前で待っているみんなが。いつの間にそこにいたの
「え、みんな来てたの?!」
「お前と釘崎が話してるから入りずらかったんだよ」
恵はそう言いため息を吐くが、手にはおかしが入った袋が
「!お菓子」
「食べてからな」
「わかってまーす」
私が恵になだめられている間に、みんな入ってきて、それぞれ座布団に座った
「意外といけたわね、この人数」
「この机意外と広いんだよ」
「意外とか言わないの、二人とも」
すごく失礼なことを言う悠仁と野薔薇は放っておいて、先輩たちの方を向く
「あれ、先生は呼ばれなかったんですね」
「悠仁が誘おうとしてたけど、真希が止めたんだよ。あいつがくると面倒な事になるって」
「高菜ー」
「まあ、それは否定できません」
というより、これ以上人数が増えた部屋に入りきらないので、その判断はまあよしとしよう
「うすうす思ってたんですけど、先生って嫌われてます?」
「しゃけしゃけ」
私の言葉にコクコクうなずく狗巻先輩はかわいいのだが、そんな顔してなかなかにひどいこと言ってるのに気づいてます?
「ま、私も否定はしない」
「みなさんなかなかにひどいこと言ってますね」
これをわざわざ聞いた私も、まあ悪いと言えば悪いのだが、知りたかったんだからしょうがない。でも仲よさそうなのにな、みんな呼び捨てだし
「天音ー、もう勝手に鍋始めちゃってるけどいい?」
「別にいいよー」
鍋パはまだまだ始まったばかりだ
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天泉(あまみ) - まちゃ。さん» まちゃ。さん、コメントありがとうございます!おもしろいので出してみたいですね……、もしよかったら、ライバルキャラを誰にするかアドバイスしていただけるとうれしいです!呪術廻戦のキャラにするか、オリキャラにするか、などでもいいので! (2022年8月17日 11時) (レス) id: 5384ba1270 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - 誤字りました (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - あ…すみません!コメント失礼します汗まだ更新されるてましたね...! (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - ゆうじ君に夢主ちゃんをめぐって、ライバルとか出して欲しいです...終わってるけど…。 (2022年8月16日 15時) (レス) @page25 id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ