８２話 嵐の日 ページ34
「えー、せっかくだから話してよ、天音」
「しょ、しょーがないな……」
野薔薇にまで言われてしまったらしょうがない。とりあえず、寮の共有スペースで話すことにした
「うーん、あれは小学生くらいのころだったかな……」
「おじーちゃん、今日病院行くの？」
「ああ。天気も悪いから、悠仁と二人でちゃんと留守番しとくんだぞ」
そう言って、おじいちゃんは頭を撫でてくれる。だが、正直コワイ、コワすぎる。今も外では雷がなっているのだが、それでも病院に行こうとするおじいちゃん
「えぇ……こわいからここいて……」
「そういわれてもな……」
結局、おじいちゃんは行ってしまって、家には私と悠仁の二人。しかも悠仁はまだ寝ているので、実質私一人。そして外からは雷の音。もう、そりゃあこわい
「うぅ……悠仁まだ寝てるし……」
玄関でしばらくうずくまっていたが、逆に音が近くて怖かった。自分の部屋にも戻ったが、暗い部屋の中でひとりぼっちなのがこわくなった
「ふぁっ？！？！今光って……雷ムリ……」
布団にくるまって、ガタガタ震えていたのだが、ガマンできなくなって、悠仁の部屋に押し掛けた
「悠仁！！雷ムリなの！たすけて！」
「……んぅ」
「おきてーー！」
「天音……？どーしたの」
「たすけて……ねれない」
「まだあさだよ」
「でも外こんなんだし……あそべない」
実は、外がこんな嵐だから夜に見えているだけで現在は朝なのだ。さらにまだ７時
「二度ねもできないし……こわいからここでねてもいい？」
「べつにいいけど……」
「っ、今ここに雷おちた？！ピカッてした！いやだ、ここもえちゃう？！」
「大丈夫だって」
一瞬空が光ったと思ったら、その後ものすごい音が鳴ったのだ。ここ燃える？！と私はパニック状況
ギュっ「ほら、大丈夫」
結局、抱き着いてもらって落ち着いた私。なさけないな……
「うぅ……こういう日じゅれーでてくるからホントやだ……」
「？じゅれー？」
「気にしないでいーよ……」
そう言いながら、私もいっしょに布団に入る。さっきのつめたいふとんとは違って、こっちはあたたかい。ホッとしながら、私も抱き着き返す。その日は、一段と怖くて、あたたかかった
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天泉(あまみ) - まちゃ。さん» まちゃ。さん、コメントありがとうございます！おもしろいので出してみたいですね……、もしよかったら、ライバルキャラを誰にするかアドバイスしていただけるとうれしいです！呪術廻戦のキャラにするか、オリキャラにするか、などでもいいので！ (2022年8月17日 11時) (
レス) id: 5384ba1270 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - 誤字りました (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - あ…すみません！コメント失礼します汗まだ更新されるてましたね...！ (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - ゆうじ君に夢主ちゃんをめぐって、ライバルとか出して欲しいです...終わってるけど…。 (2022年8月16日 15時) (レス) @page25 id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
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