５３話 里桜高校 ページ4
「お願いします、行かせてください、伊地知さん」
里桜高校に行こうとする私たちを止める伊地知さん。でも、私は、私たちは、順平を、助けないと……！
突然の、住宅地での原因不明の帳。明らかに、高校で何かあったとしか思えない
「私達の仕事は人助けです。その中にはまだ、君達学生も含まれます」
「でも！」
「行ってはいけません、虎杖君、神木さん」
その伊地知さんの言葉を振り切るように、悠仁が言う
「……ごめん、伊地知さん」
悠仁がそう言った瞬間、二人で伊地知さんの横を走り抜ける。伊地知さん、ごめんね。でも、友達が大変かもしれないから
高校の体育館につくと、私は、恐る恐る扉を開けた。校舎内に人がいないと考えると、もうここしかない
「！なにしてんだよ！順平！！！」
「引っ込んでろよ、呪術師」
そこには、順平が殴ったであろうボロボロの生徒と、それをさらに殴りつけようとしていた順平の姿があった。目の前で起きていることが、信じられなさ過ぎて、一瞬固まる
「順平……なんで？」
「っ、関係ないだろ！お前らには！！」
私の言葉にも、関係ないと一掃して、術式？を発動させる順平。……嘘、順平は呪いが見えるだけの一般人じゃ
「順平の動機は知らん。何か理由があるんだろ。でもそれは、本当にあの生活を捨ててまでのことなのか？」
「……人に心なんてない！ないんだよ！そうでなきゃ……そうでなきゃ！！」
急に、順平は勢いよく言葉を紡ぎ始める。それは、どこか自分自身や、世界のすべてを憎んでいるようで
「母さんも僕も……人の心に呪われたって言うのか……。そんなの、あんまりじゃないか！！」
そう言って、泣いてしまう順平。私だって、順平に何があったのかは知らない。でも、なにかつらいことがあったんだな、ってことはわかった
「もう、何が正しくて、何が間違っているのかも……」
順平が術式を発動する。でも、悠仁は動かない。もしかして、避けないつもりじゃ……
「悠仁！！」
「なんで……！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 50人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天泉(あまみ) - まちゃ。さん» まちゃ。さん、コメントありがとうございます！おもしろいので出してみたいですね……、もしよかったら、ライバルキャラを誰にするかアドバイスしていただけるとうれしいです！呪術廻戦のキャラにするか、オリキャラにするか、などでもいいので！ (2022年8月17日 11時) (
レス) id: 5384ba1270 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - 誤字りました (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - あ…すみません！コメント失礼します汗まだ更新されるてましたね...！ (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - ゆうじ君に夢主ちゃんをめぐって、ライバルとか出して欲しいです...終わってるけど…。 (2022年8月16日 15時) (レス) @page25 id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
