６９話 一級 ページ20
「？？？」
東堂先輩は、急に大声を上げたと思ったら、今度は悠仁に説教？みたいなことを言っていた。私も聞いてはいたのだが、半分も分からなかった
「えっと……悠仁、つまりどういうことですか？」
「んー、なんか、俺の逕庭拳がそれなりの呪霊とかには勝てるけど、もっと強いのには勝てない、ってことじゃね？」
俺もよくわかんねーけど、と苦笑している悠仁だが、私は全然わかんなかったのを解読しただけでもすごいんだよ、という意味をこめて肩ポンをした
それからは、急に東堂先輩が悠仁に呪力の話をし始めたり。正直、なんで敵に塩を送るマネをしているのかが謎だが、悠仁が強くなるきっかけになるならまあいいか
「お前もだ、神木天音」
「私？？」
「ああ。お前は呪術師としてのセンスは悪くない。だが、なぜその実力で一級呪術師になれたのかが謎だ」
それは私も聞きたいです。ってか、やっぱりこんな弱いヤツに同じ一級でいてほしくないのかな？それにしては、言い方がやさしい(？)のが謎だけど
「私にはこいつがあったから」
そう言って、私の呪具、五月雨を見せる。そのまま小さく呪与、とつぶやいて術式を発動させるとあっという間に刀身が青く光った。うん、やっぱりいい感じだ
「それが特級呪具の」
「うん、五月雨だよ」
東堂先輩の言葉を肯定しながら、私は五月雨をかまえた。悠仁にしたみたいに東堂先輩が私になにかを教えようとしているのなら、ここで下手に手を抜くとやられる
「天音……！大丈夫か？！」
「私は大丈夫だよ、悠仁。多分できるから」
私が一級呪術師なのが、ちょっと実力不足なのはわかっている。だから、せめて私が東堂先輩といいところまでいけば、少しでも疑いが払拭されるだろう
完全に、私なんにも悪くないんだけどね！！(泣)
「本気で行きますよ。交流会なんだから、多少の怪我は目をつぶってください」
こんなのはただの強がりだ。正直、ケガしてしまうのは私の方で。下手したら、悠仁が殺されてしまうかもしれない
「もちろんだ。さあ、始めようか」
明らかに、実力差がありすぎる戦いが、今、始まってしまった
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天泉(あまみ) - まちゃ。さん» まちゃ。さん、コメントありがとうございます！おもしろいので出してみたいですね……、もしよかったら、ライバルキャラを誰にするかアドバイスしていただけるとうれしいです！呪術廻戦のキャラにするか、オリキャラにするか、などでもいいので！ (2022年8月17日 11時) (
レス) id: 5384ba1270 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - 誤字りました (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - あ…すみません！コメント失礼します汗まだ更新されるてましたね...！ (2022年8月16日 15時) (レス) id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
まちゃ。 - ゆうじ君に夢主ちゃんをめぐって、ライバルとか出して欲しいです...終わってるけど…。 (2022年8月16日 15時) (レス) @page25 id: c844f3a718 (このIDを非表示/違反報告)
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