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柚木side
俺は陸上部だから走りには自信がある方だった 。
間に合え 。間に合え 。
そう思いながら走り続けた 。
物凄いスピードで廊下を走っていたから 、
たまたま廊下を歩いてた先生はものすごく驚いていた 。
でも 、そんなのどうだって良い 。
兎に角 、天宮さんを止めないと !
そう思い屋上に着いた 。
フェンスの外にはまだ天宮さんがいる 。
よかった 。
そう思いフェンスに駆け寄った 。が 、
安心したのもつかの間 。
天宮さんがフェンスから掴んでいた手を離した 。
僕は急いでその手を掴んだ 。
彼女は少しの間目を瞑り 、異変に気づいたのか 、
目を開け上をみる 。
すると彼女は驚いた顔をして呟いた 。
「 柚木 … 柚木、一くん … ? 」
俺はこくんと頷いて天宮さんを引き上げた 。
それから彼女に質問をされたり 、
彼女に謝ったりした 。
天宮さんは 、俺になんて言っても俺は申し訳ない顔をするだろうな 。
と思ったのか 、自分を死んだことにするとか言い出した 。
意味がわからない 。
どうしてそうなった ?
天宮さんは自分でもわからないと言うような顔をして、こう言った 。
「 うーん …えっと …
私は今日死にました 。うん !こう言うことにしよう !」
どう言うことだよ 。思わずツッコミたくなった 。
俺はニコッと微笑み
『 いいえ貴方は死んでません 。だって僕の目の前にいるのだから 。
さ 、教室戻ろ ? 』
そう言って僕たちは教室に戻った 。
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奏音 - 輪花さん(まむあ)さん» 初コメありがとうございます !主人公の気持ちわかりますか …!でも主人公のように決して飛び降りないでくださいよ ?!続き、楽しみにしてくださって感謝です !頑張ります !! (1月2日 21時) (レス) id: 77fbc3946d (このIDを非表示/違反報告)
奏音 - 美菜さん» コメントありがとうございます !気に入ってもらえて何よりです !さて …?どうなんでしょう …?続き、頑張ります ! (1月2日 21時) (レス) id: 77fbc3946d (このIDを非表示/違反報告)
輪花さん(まむあ) - 主人公の気持ち超わかる…そして続きが楽しみです!初コメ失礼いたしました! (1月2日 21時) (レス) @page2 id: ce5d11ce8c (このIDを非表示/違反報告)
美菜 - わ …一話だけでも確信しました !これめっちゃ好きです !!面白くなる予感 … !!彼氏持ちの子の彼氏って …彼女持ちの子 … ??続き、楽しみにしてます ! (1月2日 11時) (レス) @page2 id: 5de5fd85ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かなのんのんのん | 作成日時:2024年1月2日 1時