大谷翔平しつけ係（一応球団職員）

１６球目 ページ19

貴方side


[試合終了]←飛ばしました!!すみません!!泣



『お疲れさまでした』

｢お疲れー｣

｢お疲れさまでした!!｣



自分のロッカーで着替えた後、同じ職員の方に挨拶を残し、部屋を出た

今日の晩御飯何をしよう…とか考えながら長くて寒い廊下を歩いていた



『あっ』

上林｢あ、｣



上林誠知だ
えっ、どうしたらいいのこの状況 てか、なぜ今一人だけ？




『上林誠知さんですよね』
上林｢はい、倉木さん…でしたっけ？｣


あれ？名前知ってる
喋った事あったっけ？


『はい、倉木（人１）です。あの、どうして私の名前を？』

上林｢松田さんから聞きました。大谷翔平しつけ係？でしたっけ｣

『違います(即答』





松田さん、余計な事を…
こんなのがあるから、パリーグ全体に謎の大谷翔平しつけ係という名が知れわたるんだよ

私はあくまで、球団職員です。いや、あくまでってか球団職員ですけど!?



『それより、どうして１人でこんな場所に？』

上林｢今からホテルに行くんです。で、俺は拓也待ってます｣


拓也って、今日のスタメンマスクの甲斐拓也？
あー、２人ともあの中じゃ若い方だからな



『そうなんですか、ではまた明日』

上林｢はい、よろしくお願いします｣




良い子だったな
上林誠知くん
なんと言うか、名前からしてちょっと堅くて礼儀正しい感じ



甲斐｢待った？｣

上林｢いや、別に｣



長い廊下に２人の声が木霊した。上林さんの声だから多分、甲斐さんが来たのだろう



上林｢倉木さんに会った｣

甲斐｢あー、ギータさんが言ってた大谷翔平しつけ係の人？｣

上林｢うん｣






いやまて、違うから。
私、球団職員だから
てか、ギータさんまで何を後輩に教えとるんですか






“私の仕事とはいったい”





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