【暁のヨナ】ヨナのお姉ちゃんの話 4

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「で、ジェハ寝てないの？」

「僕が？まさか」





私の問いかけに素直にならないジェハ

嘘つくジェハに、ハクとキジャとシンアがジェハに襲いかかり、目の下が黒いか確認する





「汚された・・・」

「服を脱ぐな」

「ちょっと嬉しそうな感じがキモい」

「あったぞ目の下にクマ！！」





キジャはジェハが寝てないって知ってなんだか嬉しそう





「そなたもあの方が心配で、たまらないのだな？」

「だから何？そりゃ僕はヨナちゃんが心配だよ当然だろ、ヨナちゃんは女の子だからね」

「何でもよい、そなたが私と同じ気持ちならば、それだけで、背中を預けて闘えるのだから」

「・・・勝手にしな、でも、あの子はいいの？ほらよく喋るカワイイ子、ユン君だっけ？」

「あいつは大丈夫だ」

「うむ」

「そーそー」





ハク、キジャ、私が言葉で肯定し、シンアはこくっと頷く





「ふ〜ん、あの子も結構信用されてるんだね」

「当たり前じゃん！ユンは私の第二の弟だからね」

「そうなのか！？え、ということは、姫様の弟君はユン・・・？え？」





キジャが何やら勘違いをしてるのを皆が無視する
可愛いなぁ












「そろそろだね」





心配な気持ちを誤魔化そうと冗談を言い合っていた私達の空気が
船長の声で張り詰めた空気に変わる





「シンア、見えるかい？」

「港の船・・・動き出した」

「さて、小僧共、さっさと終わらせるよ」







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