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「いやいやいや!A様でしょう!?幽霊!?」

「・・・」




しつこいな
つーかよく覚えてたな

ヨナが迷子になった時は気づかなかったのに




全然会ってないし、昔と今じゃ変わったはずなのに




「久しぶりテジュン」




気が変わった
この村をヨナ達と一緒に復興してくれている感謝だ






「うわぁあああA様ぁあああああああああ」






後悔した
一瞬で



やっぱり認めるんじゃなかった





「離して」




面倒くさい、しかも抱きついてくるしウザい




「申し訳ございません、私がっ私がヨナ姫を・・・!」

「ん?」




その後涙と鼻水で汚い顔面を晒しながらヨナを谷から落としたと聞いた
殺害の罪で刑に処されるはずだったのに、スウォンはそうしなかった

そして、今ヨナと再会し、私の事も考えていたら、目の前に現われた、と




「まぁいいけど、一発殴るね」

「もう一発食らってます」

「じゃ、もう一回」




ヨナを谷から落としたって聞いたトコで一回叩いた
まったく、ほんと馬鹿




「玉座、マジで狙ったんだね」

「あぁ、はい、A様と一緒に居ようと・・・」

「ほんとにそれだけのために?」

「いや!王になりたかったってのもあります!それに、A様は・・・」

「あぁ」




私は死んだことになってるしね




「で、なんで役人やテジュンが貧しい村に?病気とかあるし、皇族のすることじゃなくない?」

「それは」




テジュンはとても笑顔で、ヨナに会ってヨナに託された事を話してくれた
昔と変わらず、目をキラキラさせて




「テジュン、ありがとう」

「え!?」

「テジュンがココを変えてくれるんだね」

「はい!私は姫に託された男です!変えてみせます!」




そうか、そっかぁ
テジュンが


スジンの次男が




「テジュンは昔から変わってない、とても優しい、私はもう姫でも何でもないのに、貴方は私を覚えていてくれた、すごい嬉しいよ」




さすがヨナが託しただけある
見る目があるね、ヨナ




「テジュン、次会う時は私の身分は貴方より下、それをちゃんと覚えとくように」

「?」

「ヨナに託されたんだから、しっかり火の部族の民を守るんだよ」

「はい!」




もう、ここは大丈夫だな



テジュンがいる
優しく、少し欲に忠実すぎるけど




「・・・」





これでもう火の土地で私のすることはなくなった







.

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設定タグ:暁のヨナ , 姉妹 , 四龍   
作品ジャンル:アニメ
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サイダー - 更新多くて嬉しいです。これからどーなっていくのか気になります。頑張ってください。 (2022年9月24日 16時) (レス) id: e4cf41ccb7 (このIDを非表示/違反報告)
しゅな(プロフ) - 更新ありがとうございます!( ;__;)大好きです!すごい面白い展開で、楽しみです、、!応援してます! (2022年9月14日 10時) (レス) id: 4a740cc430 (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 更新待ってます (2022年2月11日 22時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
スルメ - めっちゃ好きなんだけどなぁー。何故のびないんだろう。 (2021年12月30日 21時) (レス) @page7 id: 38063781d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘焦 | 作成日時:2021年11月2日 22時

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