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「父上もたまに一緒に居てくれます！」
「へぇ〜」
テジュンから聞く彩火城での日常はココとは違った
同じ皇族なのに、こうも生活が変わるものなんだと知った
テジュンの話はとても興味深かった
「テジュンは、キョウガと遊ぶの好き？」
「はい！」
まん丸い目をキラキラさせながら答えるテジュン
私の目とは違う、と思った
おバカな所が少しだけヨナと似てると感じた
「兄上はかっこよくて、優しいけど厳しくて・・・でも、大好きです！」
「・・・」
いいな、と思った
それから、テジュンが城にいる間、私はテジュンとよく話しをするようになった
ほんの、少しだけの時間
「A様は、一人が好きなんですか？」
幼ながらに必死に敬語を使うテジュン
普通に話してくれてもいいと言おうとしたが、大抵そう言って敬語を使わなくなるヤツはいないので言うだけ無駄だと思った
「あまり考えたことなかった」
一人が好きなのか、そうじゃないのか
別に人と居ることを嫌っているわけでもない、でも一人でいても寂しいなんて思わない
私は私のしたい事をしていたら、ただ自然に一人になっただけ
「じゃあ私が一緒に居てあげます！」
「・・・玉座を狙うために？」
「ぎょ・・・？」
「テジュンって馬鹿ね」
テジュンに玉座の事を教えてあげた
「私に言い寄っても無駄よ、第一皇女でも私は父上が決めた王となる人と結婚しなければならない、だから言い寄るならヨナよ」
「私が、王様に・・・！」
「まぁヨナに言い寄る度胸があればだけどね」
自分が王になれる未来を想像して楽しそうにしてるテジュン
久しぶりに男の子と話しをした
私よりも歳は上で、なのに馬鹿で私よりも子供っぽくて
「私が王になったら、A様と一緒に居てあげます！」
「いらない」
テジュンと過ごす少しだけの時間、楽しいと感じていたんだった。
.
思い出した
こんな事もあったわ
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サイダー - 更新多くて嬉しいです。これからどーなっていくのか気になります。頑張ってください。 (2022年9月24日 16時) (
レス) id: e4cf41ccb7 (このIDを非表示/違反報告)
しゅな(プロフ) - 更新ありがとうございます！( ；__；)大好きです！すごい面白い展開で、楽しみです、、！応援してます！ (2022年9月14日 10時) (レス) id: 4a740cc430 (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 更新待ってます (2022年2月11日 22時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
スルメ - めっちゃ好きなんだけどなぁー。何故のびないんだろう。 (2021年12月30日 21時) (レス) @page7 id: 38063781d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘焦 | 作成日時：2021年11月2日 22時
