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「A、様・・・?」




突然予期せぬコトに動揺してしまった
けど、すぐに平常を取り戻す




「私は、リンという者ですが」

「えっ?」




そういえばヨナが迷子になった時に会ったな




それに幼い頃、スジンが連れてきた時に少し、会ったよーな
たしか私が城のものには何も興味がなくて、スジンが連れてきた息子達も興味がなくて


でも、書籍に迷い込んできた馬鹿がいたんだ・・・









数年前 〜緋龍城〜




「おい、そこのチビっ!」

「・・・」

「ここはどこだ?父上と兄上とはぐれてしまった」




興味はなかったが、顔は知っていたからすぐにテジュンだと分かった




「部屋を出てすぐ左を曲がって、またちょっと進んだら右の角曲がれば」

「待て、もう一回だ!」

「・・・」




第一印象は態度がでかいし、頭が悪いだった




「侍女にでも聞けば」

「む、なんだその口の利き方は!私が誰だか」

「私は、第一皇女Aです、以後お見知りおきを、テジュン様」

「・・・」




薄暗い書庫で一人本を読んでるなんて、私が大人でも、侍女の幼子だと思ってしまうと思う
ましてや第一皇女などと誰も思いはしないだろう

だから別に口をあんぐり開け、固まってるテジュンを見ても当然の反応だと思った




「も、申し訳ございませ」

「いいよ、別にかしこまらなくて、だから部屋出てって」

「・・・A様」

「ん?」

「どうしてこんな場所で一人なのですか?」

「本を読みたいから」

「A様には妹君がいますが、一緒に遊ばないのですか?私の兄上はいつも私と遊んで・・・」

「へぇ」




この時、私は他の皇族がどう過ごしているか興味がわいた
ヨナには侍女がついていて、暇をしても一緒に遊んでくれる、だから私はヨナと遊んだりせず自分の好きな事をしていた


けど、歳の近いコイツ等は一緒に遊んでいると言った






いったい何をして遊んでいるんだろうか






.

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設定タグ:暁のヨナ , 姉妹 , 四龍   
作品ジャンル:アニメ
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サイダー - 更新多くて嬉しいです。これからどーなっていくのか気になります。頑張ってください。 (2022年9月24日 16時) (レス) id: e4cf41ccb7 (このIDを非表示/違反報告)
しゅな(プロフ) - 更新ありがとうございます!( ;__;)大好きです!すごい面白い展開で、楽しみです、、!応援してます! (2022年9月14日 10時) (レス) id: 4a740cc430 (このIDを非表示/違反報告)
レネット(プロフ) - 更新待ってます (2022年2月11日 22時) (レス) id: ec8ec8961f (このIDを非表示/違反報告)
スルメ - めっちゃ好きなんだけどなぁー。何故のびないんだろう。 (2021年12月30日 21時) (レス) @page7 id: 38063781d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘焦 | 作成日時:2021年11月2日 22時

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