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「外に出てはなりませんとあんなにあんなに申し上げたのに、一体どこから抜け出したんです！？」
ジュドが眉間に皺をよせ、角が生えてくるんじゃないかってくらい怒っている
「いーじゃねーか、攫い屋とっ捕まえたんだろ」
「あなたは黙っていてくださいグンテ将軍」
すっとグンテ様が話に入ってくる
私は手に持っていた短剣を恐る恐るグンテ様に差し出す
グンテ様の物を勝手に取って汚いモノに触れてしまった罪悪感で自然に顔が下を向く
「あ、グンテ様これ・・・すいませんでした・・・」
「手癖が悪いですね姫様、でもそーゆーの嫌いじゃないですよ」
「っ！！！」
私から短剣を受け取り、そう言って笑うグンテ様
何故か褒められた気がして、顔がニヤける
「は！？姫様、何故刃物を！グンテ将軍何故姫に短剣を渡したんですか！！」
「隠し持っていたんだがな、取られた、それにいい動きをしてたな、お前、姫さんによからぬことを」
「姫様！！！」
「いいじゃない！別に私が短剣持ってても何も役に立たなかったし」
「そうゆう問題では」
「それは違いますよA」
「スウォン？」
ジュドの言葉を制してスウォンが私の目を真っ直ぐ見つめる
さっきまで繰り広げられたちょっとした戦闘に興奮でもしたのか、少し頬が紅潮しているスウォン
そういえば、スウォンはムンドクのことを尊敬してたんだっけ
「Aがすぐに背後に回らなかったらハクは怪我をしていたかもしれません」
「え？」
「あの数分のAの動きは見事でしたよ」
「っ！」
スウォンの言葉に胸がきゅぅうっと締め付けられる
私の行動は間違ってなかったんだ、役に立ってたんだって思うと嬉しくてしょうがなかった
「俺がAに助けられたみたいな言い方しやがって」
「ふふ、でもそうでしょう？」
スウォンがそう言うと、むむっと顔を歪ましながら、はぁと溜め息を一つ零してハクは私にそっぽを向ける
「ま、今回ばかりは助かった・・かも・・・ま、俺1人でも大丈夫だったけどな」
ハクなりの精一杯のお礼
「A様、スウォン様、説教はまだ終わっていません、城へ戻りますよ」
怖い笑顔を浮かべ言うジュド
それから私とスウォンとハクには長い長いお説教が待っていた
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n(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (2020年8月22日 2時) (
レス) id: 8714841706 (このIDを非表示/違反報告)
ノルアン - 面白いですね！更新これからも頑張ってください！ (2020年3月1日 14時) (レス) id: 56e7842da3 (このIDを非表示/違反報告)
甘焦(プロフ) - �桟鈬櫃気�» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！嬉しいです！ (2020年2月6日 13時) (レス) id: 0aae68c326 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ちょっと前からあかよな大好きなのでめっちゃ読んでて楽しいです！！ (2020年1月26日 21時) (レス) id: 3d3e727d76 (このIDを非表示/違反報告)
甘焦(プロフ) - こひなさん» ありがとうございます！ (2020年1月25日 16時) (レス) id: 0aae68c326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘焦 | 作成日時：2019年11月28日 22時
