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私はユン達に言ったとおり火の土地に向かった
色々な建物、田畑、人を見ながらのんびり歩いた
「・・・」
そしてとある村についた
ユンが言っていた通り、すごく酷い有様だった
老人や女子供しかいなかった
普通に人が道に倒れていた
私はその光景に衝撃をうけ、数分その場で固まった
「・・・」
想像よりも酷かった
私1人じゃ何もできない、そう思ってしまうほど
こんな酷い状態の村がまだまだ沢山あるってことなんだ
「・・・」
人手が足りなすぎる
私が人を集めたところでたかが知れてるけど
こんな財力も権力もない私に何が出来るんだろう
小さな村一つも救えない
「惨めだな」
城にいたときには見えなかった高華国の闇
すべての土地が豊かになればいいなんて、私もやっぱり父上の娘だな
夢物語だって分かってるのに
「まずは行動しなきゃ」
また今度じゃ遅いんだ
今は無理じゃ駄目なんだ
歳なんて関係ない、子供だって関係ない
少しずつ人を集めて、私の味方になってくれる人を増やしてこの高華国を影から支えたい
ヨナが皇后になるときに、高華国が少しでも良くなるように
「おばあさん、大丈夫？起き上がれる？」
「・・なんだい・・・まだこの村には子供がいたのかい・・・」
私は道端に倒れていたおばあさんを起こした
家を聞いて、そこまで運んだ
「お嬢ちゃん、動けるんならさっさとこの村から出ていきな、病気が伝染ったら大変だよ」
「ありがとう」
優しい
こんな優しい人達を、父上は、スジンはどうして見捨てているの
なんて、私だって同罪だ
知らなかったなんて言い訳にもならない
「・・・今の王は、誰のための王なんだろうねぇ」
「え？」
「他国の圧力に屈して、私等弱い民も救ってくれやしない・・・」
「うん、そうだね」
王族に居た時は当たり前のようにご馳走があった
私は、何回食べ物を粗末にしてきたんだろう
「ごめんなさい、おばあちゃん・・・」
「何がだい？」
「ううんなんでもない、じゃあ気休めかもしれないけど、お水おいていくね」
私は道端に倒れて動けない人達を家に送り、一通り終わった所で村を出た
.
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n(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (2020年8月22日 2時) (
レス) id: 8714841706 (このIDを非表示/違反報告)
ノルアン - 面白いですね！更新これからも頑張ってください！ (2020年3月1日 14時) (レス) id: 56e7842da3 (このIDを非表示/違反報告)
甘焦(プロフ) - �桟鈬櫃気�» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！嬉しいです！ (2020年2月6日 13時) (レス) id: 0aae68c326 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ちょっと前からあかよな大好きなのでめっちゃ読んでて楽しいです！！ (2020年1月26日 21時) (レス) id: 3d3e727d76 (このIDを非表示/違反報告)
甘焦(プロフ) - こひなさん» ありがとうございます！ (2020年1月25日 16時) (レス) id: 0aae68c326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘焦 | 作成日時：2019年11月28日 22時
