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そして2年の月日が経ち私は14歳になろうとしていた
「私がここに来てそろそろ2年経つね」
約束の2年
時間がたつのはあっという間だった
「私、明日出てくね」
「え・・・」
「・・・」
ユンは相当驚いたようで口を開いたまま固まった
イクスは分かってたんだろうか、あんまり反応はなかった
「ちょ、急すぎない？明日とか、もうちょっとここにいても・・・」
「ううん、明日にしようと思う」
明日は私の誕生日で
私が全部捨てて逃げた日だから
「丁度きりが良い日なんだよね」
「・・・そ、っか」
「別にもう会えないってわけじゃないんだし、そんな顔しないでよ、遊びに来るよ？」
「べ！別に悲しんでなんかないよ！」
顔を真っ赤にしながら否定してくるユンがとっても可愛い
「ここを出てまずはどこへ行くんですか？」
夕飯を食べ終え、イクスが突然聞いてきた
「そうだな、火の土地かな」
「えっなんで？」
私の答えにユンが質問する
イクスは多分分かってるのに聞いてきた
顔が笑ってる
「ユンが故郷のこと話してくれたじゃん？この目で見てみたいなって思って、私にできることがないか見てこようかなって」
「A・・・」
「今の私は王族じゃないし、権力もないけど、何かできないかなって」
今の私は力がない、私を守ってくれる従者もいない、ただの子供なんだ
だけど、そんな私でも何ができるのか知りたい
こんな私でも、力になることができるならそれに全力を注ぎたい
「あ！そうだ、ユン今日一緒に寝ようか」
「え？」
「姉弟みたいにくっ付いて寝よーよ！」
「は、はぁ！？子供扱いしないで！」
「してないよ、私がそうしたいの〜」
「・・・Aがそうしたいなら・・・しょうがないな・・・」
渋々オッケーしてくれるユン
「あ、イクスも一緒に寝たい？」
「えっいいんですか！」
「ん〜やっぱり2人で寝よっかユン」
「えぇ！？意地悪しないでください〜！」
「冗談！3人でくっついて寝よ！」
私は明日出て行く準備を終えて布団に入った
ユンが薬とか食べ物とか、色々持たせてくれた
この2人と2年間過ごせてよかったなぁ
.
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n(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (2020年8月22日 2時) (
レス) id: 8714841706 (このIDを非表示/違反報告)
ノルアン - 面白いですね！更新これからも頑張ってください！ (2020年3月1日 14時) (レス) id: 56e7842da3 (このIDを非表示/違反報告)
甘焦(プロフ) - �桟鈬櫃気�» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！嬉しいです！ (2020年2月6日 13時) (レス) id: 0aae68c326 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ちょっと前からあかよな大好きなのでめっちゃ読んでて楽しいです！！ (2020年1月26日 21時) (レス) id: 3d3e727d76 (このIDを非表示/違反報告)
甘焦(プロフ) - こひなさん» ありがとうございます！ (2020年1月25日 16時) (レス) id: 0aae68c326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘焦 | 作成日時：2019年11月28日 22時
