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ある日の朝
「Aは、なんで毎日木刀振り回してんの？」
「振り回してるのってねぇ・・・」
私の修行を横で座って眺めていたユンが唐突に質問してくる
それに、振り回してるって言い方が悪い
素振りだってーの
「修行だよ」
「修行？Aは女の子なのに」
「まぁね、1人で生きていくには力が必要だからねぇ〜強いって損ないし！」
「へぇ」
なんとも興味のなさそうな声が返ってくる
くそ、自分から聞いたくせに・・・
「A、女のくせに筋肉ありすぎ」
「顔が可愛いから大丈夫」
「いや、俺の方が可愛い」
真顔で言い合う
男のくせに私より可愛いとかふざけんなって話だけど、本当にユンは女の私より可愛いってゆーかどこの女にも負けないと思うくらい可愛い
「Aって恋とかしなさそーだよね」
「馬鹿にしてるでしょ！もう初恋は卒業した身ですー！！」
「え！？」
ユンの大きな瞳が通常より倍開かれる
そんなに驚くことだろうか
「嘘でしょ！？」
「嘘じゃないよ、どんだけ驚いてんだよ・・・」
傷つくわ〜
と、心にもないことを呟く
「初恋って叶った？」
「んー分かんない、でも結婚の約束はしたよ」
「結婚！？それ彼氏いるってことじゃん！」
「やだユンくん彼氏じゃなくて婚約者〜♪」
「うざ」
その一言に胸を抉られる
真顔でうざって、この子相当しんどいよ・・・
「でも、ま・・・その人とはもう会えないかもしれないし、私は独り身かなぁ」
「え？」
死んだなんて信じてない
生きてるって思ってる、だけど会えるかどうかは別
青龍を探したいってずっと思ってたけど、私の知らないところで生きていてくれるなら、それだけでいいから、探さない
「その人死んじゃったの・・・？」
「ううん、生きてるよ」
「じゃあなんで」
「はい、この話はお終いー修行修行っと」
「ちょっと！そこまで話しといてそれはないでしょ！」
「ふっふっふっお子様にはここまででいいの〜」
「はぁあああ！？」
その後ユンと追いかけっこをして、私は青龍のことを考えないように無我夢中で木刀を振った
.
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n(プロフ) - 面白いです!続き待ってます! (2020年8月22日 2時) (
レス) id: 8714841706 (このIDを非表示/違反報告)
ノルアン - 面白いですね！更新これからも頑張ってください！ (2020年3月1日 14時) (レス) id: 56e7842da3 (このIDを非表示/違反報告)
甘焦(プロフ) - �桟鈬櫃気�» こちらこそ読んでいただきありがとうございます！嬉しいです！ (2020年2月6日 13時) (レス) id: 0aae68c326 (このIDを非表示/違反報告)
�桟鈬�(プロフ) - 更新ありがとうございます！！ちょっと前からあかよな大好きなのでめっちゃ読んでて楽しいです！！ (2020年1月26日 21時) (レス) id: 3d3e727d76 (このIDを非表示/違反報告)
甘焦(プロフ) - こひなさん» ありがとうございます！ (2020年1月25日 16時) (レス) id: 0aae68c326 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘焦 | 作成日時：2019年11月28日 22時
