夫婦 ページ30
『浩二さん〜好きですよ〜』
腰元に抱きついてくるA。
「いきなりどうしたの?」
『なんか偶に不安になるんです。こんなに素敵な人が私の、私なんかの旦那様でいいのかなって』
「なに?Aは僕が選んだ唯一の女性を卑下するの?」
頬を摘みながら言う。
『ふにゃ...なんで浩二さんは私を選んでくれたんですか?』
「...よいしょ。なんでって好きだからに決まっとるやろ?」
抱き上げ、抱きしめながら話す。
『周りには沢山素敵な女性がいるのに、いいんですか?これで。』
「あのねえ。何回も言うけど僕はAじゃなきゃダメなの。Aが妻じゃなかったらダメ。分かる?」
『私も浩二さんが旦那様じゃなきゃ嫌です...』
「ね?僕は、君を見つけて、奥さんにして、やっと繋ぎ止める愛の証..楓が生まれて、でもAを失いかけて。あの時は鳥籠に閉じ込めようかな、って思った」
『浩二さんって偶に怖い事言いますよね...w』
「割と本気なんだけどな?それで、15年経って ...それでも僕の愛が足りないなら幾らでも刻みこんだるしなんだってする。」
『ふふ、愛は毎日たっくさん感じてますよ?』
「うん。それでも足りない?」
『いーえ?毎日貰ってるから重い女になってますよ?一生私から離してあげられませんよ?』
「ええよ。僕も一緒だから。ずっと一緒だから。僕とAは。」
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凛 - 出来れば少しHなお話をお願いします。 (2019年12月1日 22時) (レス) id: 6feedd0438 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅子 | 作成日時:2019年7月28日 14時