涼風譚 伍

勘違い ページ24

安｢あ、姐さーん｣

街中で先輩を見掛け声を掛ける。

『ん？洋貴くーん！おはよう〜』

安｢おはようございます、えっ!?｣

振り返った先輩の腕の中には

『ん？』

安｢いつの間に産んだんですか...？｣

赤ちゃんが。

『え？私子供産んだの!?』

安｢いや、姐さん今抱いてるの赤ちゃんでしょ！｣

『あ、この子は』

話していると声で起きてしまった赤ちゃん。

｢ふにゃぁぁぁ！｣

『あらぁ、よしよし』

安｢あ、すみません...｣

『いや、洋貴くんのせいやないよw浩二さんと待ち合わせてるから一緒にくる？そこで話そうか』

安｢いいんすか？｣

『うん。』


連れられ喫茶店に入る。

｢A〜...あ、安元くん。何してんの？｣

安｢そこで姐さんに会って...そしたらこの子抱っこしてたから来ました｣

｢うん。分かんない。A貸して。僕抱っこするよ。｣

『は〜い』

赤ちゃんをそっと旦那に手渡す。

安｢...やっぱ遊佐さんもパパなんですね｣

｢何？疑ってたの〜？12年目だけど？｣

『ふふwそれで、この子だよね？』

安｢はい｣

『さっきも言ったけど産んどらんよ。私。』

｢安元くん勘違いしたの？僕とAの子は楓だけだよ｣

安｢じゃあその子って...｣

｢Aの友達の子。どうしても外せない用があるからって今日だけ預かってる｣

『だから血の繋がりはないよね〜？』

｢ね〜？このおじちゃん早とちりしてるね〜？｣

赤ちゃんに向かい話しかける2人。

安｢赤ちゃんに話しかけないでください！なんか傷付く！｣

｢『wwww』｣









@安元洋貴
遊佐さんと姐さんに振り回された1日だった...

@涼風A
勘違いしたん洋貴くんなのに？

@安元洋貴
それはすみませんでした(笑)



@mobu
また振り回されてるww


@mobu
何があったんだww

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