涼風譚伍 (ページ13)

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何気ない嫉妬ページ13

『浩二さ～ん...』

抱きつくA。

｢ん？どうしたの？｣

『ん～...何気なく、です...』

｢何気なくではなさそうだけど～？言ってご覧？｣

『浩二さんの周りは、涼子ちゃんとかちーちゃんみたいに綺麗な子だったり、碧ちゃんとか英梨ちゃんみたいに可愛い子とかが多くて、ふとした時に、嫉妬に駆られてしまうんです。バカみたい、って思うんですけどね』

｢嫉妬してたの？僕がA以外興味ないってわかってるのに？｣

『はい...』

｢うちの奥さんは心配症で、僕が大好きで、可愛いなぁ...｣

『うう...からかわないでください！』

｢大丈夫やよ。僕はAだけを愛してるから。絶対に離さないし、離れない、って分かるでしょ？｣

『でも...』

｢...丁度今は楓もいないし、僕の愛を奥さんのカラダに刻み付けてもええんやけど...？｣

ソファに押し倒しながら囁く。

『ひうっ... 』

｢どうするん...？A...｣

『刻み付けて、ください...』

｢よく出来ました。...お望み通りに。｣

楓｢ただいま～...あれ、母さんは？｣

｢Aなら寝てるよ？｣

楓｢へえ...お仕事の疲れかな｣

｢...まあ、疲労、だろうね｣

楓｢？...！(父さんの首元にキスマークついてる！って事は...)｣

@安元洋貴
両親が仲良すぎて目に毒です！というLINEが遊佐さんの息子くんから飛んできた(笑)おじさんにはどうにも出来ない...